終了した展覧会・イベントです
[画像: 萩原英雄《三十六富士 花霞》1981年~1986年 木版・紙]

「移ろう季節を感じて - 所蔵作品より - 」

武蔵野市立吉祥寺美術館
終了しました
世界中に四季のある国は数多く存在しますが、中でも四季の変化が明確な日本では、季節の移ろいを敏感に感じ、描かれた花や景色から季節を読み取り、その情趣を楽しんできました。四季のうちの一つ、春は、冬の寒さが和らいで、日差しが段々とあたたかくなる季節です。花のつぼみは膨らんで色とりどりに咲き誇り、眠っていた生きものたちの活動も活発になって生命の芽吹きも感じられます。そして、降りそそぐ太陽の光を受け、植物は緑濃く生い茂げり、夏へと移ろいます。身にこたえる暑さをしのごうと、鳥や魚の息づく水辺や清涼な空気に満ちた山あいなどへ涼を求めます。本展では武蔵野市の所蔵作品から、展覧会の会期に合わせ、春から夏へと移りゆく季節の情緒あふれる作品約30点を紹介いたします。萩原英雄の晩年の代表作でもある連作版画「三十六富士」の春。美しい色感で身近な花鳥を描いた小畠鼎子。野田九浦が描いた涼しげな水辺の風景。みずみずしい植物を描いた永田春水の作品など、描かれた時代も制作方法も異なる作家たちが見つめたさまざまな季節の情景。草木が芽吹き花咲く春の賑わいや夏の爽やかな風情など、作品を通して表現される季節の新鮮な魅力を感じとり、現代の生活では失われがちな季節感や、自然美に対する感性を豊かに磨き上げられる機会となれば幸いです。
[関連イベント]
1. 親子で挑戦!水彩モノタイプ
日時: 5月5日(日) ①10:00~12:00、②13:30~15:30
講師: 常田泰由(版画家、東京造形大学非常勤講師)
定員: 各回7組(幼稚園以上小学生以下のこどもとその親)
2. 永沢まことのペン一本で絵を始めよう デモンストレーションと実技指導
日時: 5月19日(日) 13:00~16:30
講師: 永沢まこと(イラストレーター)
定員: 16名
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年4月6日(土)〜2019年6月9日(日)

開館情報

時間
10:0019:30
休館日
毎月最終水曜日・年末年始は休館
備考
4月24日、5月7日、8日、29日は休館
入場料一般 300円、高校生・中学生 100円、小学生以下・65歳以上・障害者手帳提示 無料
展覧会URLhttp://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2019/03/post-172.html
会場武蔵野市立吉祥寺美術館
https://www.musashino.or.jp/museum/
住所〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル7階
アクセスJR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩3分
電話番号0422-22-0385
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