「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」展

アーツ前橋

poster for 「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s-2010s」展
[画像: レオニーリョ・オルテガ・ドロリコン(フィリピン) 《農園のなかで》2014 年 福岡アジア美術館蔵]

29日後終了

木版画は、特殊な素材や道具を必要とせず、また安価に複数の作品を制作できるDIY的な簡便さゆえに、美術の世界を超えて、アジア各地の政治・社会運動のなかでしばしば制作されました。自分の感情を主体的に表現し、社会の問題をえぐりだし、遠隔地の人々との連帯を求める「メディア」として、木版画はアジアの近代化に重要な役割を果たしました。1930年代に魯迅が推進した木版画は巨大な運動体となって中国各地で展開します。日本では戦後の民主化運動やサークル誌で木版画が盛んになり、多数の中国版画展が開かれました。1980年代の韓国では、激烈な民主化運動のなかで木版画が多様な手段で大活躍します。今日のインターネット時代でも、インドネシアやマレーシアではパンク音楽家や美術家グループが、自由と自立を求めるメッセージを木版画で発信し続けています。本展は、以上の時代・地域の作品のほか、ベンガルの独立運動、シンガポールの日常、ベトナム戦争、フィリピンの闘争などをテーマとした木版画(リノカット※を含む)作品と版画を掲載した印刷物などの資料あわせて約400点を紹介します。木版画を大衆的な「メディア」としてとらえ、異なる時代と地域をつなぐ版画運動のネットワークに注目する本展が、日本を含むアジア近現代美術史全体をとらえなおす契機になればと思います。また、本展は福岡アジア美術館、美術館連絡協議会との共同開催となります。福岡アジア美術館の展示構成に加え、アーツ前橋では、現代社会における諸問題を扱い、地域の人々と共に活動を行うアーティストの表現として、韓国鍾路区(チョンノグ)にて再開発により立ち退きが決まった団地で住民たちと多様なプログラムを行ったアーティストグループのオギン・コレクティヴ(韓国)、移民の労働問題や海洋汚染問題に目を向け、様々なプロジェクトを行うイルワン・アーメット&ティタ・サリナ(インドネシア)の2組を紹介します。
[関連イベント]
トーク「アジア近代美術の伏流―抵抗と解放の木版画運動」
日時: 2月2日(土)14:00~16:00
講師: 黒田雷児(福岡アジア美術館運営部長)
定員: 40名
参加費: 無料
2 オギン・コレクティヴ アーティスト・トーク
日時: 2月3日(日)14:00~15:30
講師: オギン・コレクティヴ(出展作家)
参加費: 無料(要観覧券)
3 トーク「転換期の文化と運動:戦後初期の版画」
日時: 3月16日(土)14:00~16:00
講師: ジャスティン・ジェスティ(ワシントン大学教授、日本美術研究家)
定員: 40名(要事前申込み、同上)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

メディア

スケジュール

2019年02月02日 ~ 2019年03月24日

入場料

一般 500円、大学生・65歳以上 300円、高校生以下 無料

アートスペースの開館時間

11:00から19:00まで
水曜休館
年末年始休館

アクセス

〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16
電話: 027-230-1144 ファックス: 027-232-2016

JR両毛線前橋駅北口より徒歩10分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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