黒田大祐 「ハイパーゴースト・スカルプチャー」

Kanzan Gallery

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[画像: 黒田大祐]

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1930年代、東京美術学校彫刻科の建畠大夢(彫刻家, 1880-1942)の教室にはさまざまな国から彫刻家を志す若者が集っていました。留学生の多い時期でもあり、日本が帝国主義的な支配を拡大していった時代でもあります。建畠教室で学んだ学生たちはそれぞれの都合で母国に戻り、作家活動のかたわらで、高校や大学といった教育機関で美術教師としてその国の後進に影響を与えていったようです。
韓国の仁川(Incheon)にはマッカーサー像が建てられています。この作者の金景承(彫刻家, 1915-1992)は建畠教室で学んでいました。この金景承と同じ頃に学んでいた文錫五(彫刻家, 1908-1973)という人物は、朝鮮戦争後の北朝鮮で金日成像やスターリン像を手がけています。さらに建畠自身も1938年に伊藤博文像を制作し、現在においても国会議事堂の中に鎮座しています。
同じ時期ある教室で共に過ごした彫刻家たちが、自国の権力者の像を形づくっていた時代性も興味深いのですが、それ以上に彼らがその制作と同時に、近代芸術としての「彫刻」をそれぞれの国において、教育者として従事し伝えていったことに着目しています。「彫刻」は技術と美学をまるで伝言ゲームのように後進に受け継いでいったとも考えられます。
本展は「ハイパーゴースト・スカルプチャー」と題して、美術家の黒田大祐が彫刻家・建畠大夢の周辺とその教え子たちに焦点をあて、日本、中国、韓国、台湾といった東アジアを巡って制作したリサーチベースの展覧会です。
インタビューなどを行ない、東アジアに横たわる「彫刻」概念の様相と、彫刻教育について迫っていったリサーチを基に、制作活動として展開させ、映像作品を中心に構成しています。展覧会は、作品発表としての「ハイパーゴースト・スカルプチャー」(Kanzan Gallery)をメイン会場とし、リサーチを重点的に紹介するサテライト会場「不在の彫刻史2」(3331 Arts Chiyoda)を設けて、2つの会場で開催します。
[関連イベント]
・TALK SESSION 1「情報化する彫刻」+レセプション
日時: 1月19日(土)17:30〜19:00(予約不要, 入場無料)
登壇者: 谷口暁彦(アーティスト)× 黒田大祐
進行: 和田信太郎
RECEPTION: トーク終了後より
・TALK SESSION 2「彫刻の正体」
日時: 1月27日(日)17:00〜18:30(予約不要, 入場無料)
登壇者: 小田原のどか(彫刻家)× 黒田大祐
進行: 和田信太郎
・TALK SESSION 3「東アジアと美術」
日時: 2月3日(日)17:00〜18:30(予約不要, 入場無料)
登壇者: Jang-Chi(オル太)× 黒田大祐
進行: 和田信太郎
[サテライト会場: 不在の彫刻史2]
会期: 2019年1月24日(木)〜2月2日(土)
会場: 3331 Arts Chiyoda, B104スタジオ
開館時間: 12:00〜19:00
休廊日: なし

メディア

スケジュール

2019年01月18日 ~ 2019年02月17日
開館時間: 12:00〜19:30、日曜日は17:00まで

オープニングパーティー 2019年01月19日19:00 から 20:00 まで

アーティスト

黒田大祐

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