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[画像: 雨宮庸介「幽霊の原稿:眼鏡の中だけ思い出せる」(2019) キャンバスに油彩 30×42cm]

雨宮庸介 「幽霊の原稿」

SNOW Contemporary
終了しました

アーティスト

雨宮庸介
1975年茨城県水戸市生まれの雨宮は、1999年多摩美術大学美術学部油画専攻卒業後、2011年に渡欧し、2013年にサンドベルグインスティテュート(アムステルダム)修士課程修了。現在はベルリンを拠点に活動しています。主な展覧会に「六本木クロッシング2010展;芸術は可能か?」(2010/森美術館)、「国東半島芸術祭-希望の原理」(2014/国東半島、大分)、「未来を担う美術家たち 20th DOMANI・明日展」(2018/国立新美術館)などがあり、彫刻や映像インスタレーション、パフォーマンスなど、さまざまな手法を用いて日常では意識されない普遍的な事象における境界線の再考を促すような作品を制作してきた美術家です。
2019年6月、個展の準備を進めている中、雨宮の両親がほぼ同時に健康を損ね倒れてしまいます。雨宮は、「作品を制作発表することと無関係としなければならないはずのこれら個人的な出来事に対して」「どう距離をとっていいのかわからなくなった」と言います。本人にとっては「重大な出来事」ではありますが、年を重ねる両親の問題は、誰にでもいつかは起こるであろう普遍的な出来事とも言えます。
当初雨宮は、作品を制作することと家族に今起きている個人的な出来事は無関係としなければならない事と捉えていましたが、やがて家族を考えることは、自身の作品のテーマでもある「境界」や「普遍性」を考えることにつながると感じました。
この度の展覧会では、「幽霊の原稿」と題し、自身の家族の事や、パフォーマンスやプロジェクトなどに関するさまざまな「原稿」としてのドローイングや油彩を6点ほど展示する予定です。
極めて個人的な単位でありながら社会の最少単位でもある「家族」をどう芸術表現へと昇華させるのか、雨宮の新たなテーマへの挑戦にご期待下さい。

スケジュール

2019年9月14日(土)〜2019年11月2日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2019年9月14日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場SNOW Contemporary
http://www.snowcontemporary.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅2番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ日比谷線広尾駅4番出口より徒歩10分
電話番号03-6427-2511
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