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「東京スーダラ2019―希望のうたと舞いをつくる」展

世田谷文化生活情報センター 生活工房
終了しました

アーティスト

佐藤豊、小森はるか、瀬尾夏美、砂連尾理
"震災後"を生きていると思っていた私たちは、いつのまにか“オリンピック前”を生きていた。東日本大震災による被災地域で活動をおこなってきた映像作家の小森はるかと画家で作家の瀬尾夏美、ダンサーの砂連尾理。本展は、彼らとともに、未曾有の災害と巨大な祝祭のはざまにある日々を見つめ、過去・現在・未来を地続きに繋げなおす想像力と、揺れ動く日常を生き抜くための“術”を探る展覧会です。彼らの活動のヒントとなったのは、戦後の流行歌『スーダラ節』。コメディアンで歌手の植木等は、戦災復興と高度経済成長の大きな変化の中で、語りづらさや身の置き所のなさを抱えながらも、軽やかに身体を揺らし、スーダラ節を歌います。それは折しも、1964年の東京オリンピックのすこし前のことでした。現代におけるスーダラ節とは、一体どんなものだろう?2019年春、そんな問いを起点に、3人のアーティストと公募によって集まった4人のリサーチャーは、"現在の東京"を巡る思考を始めます。その過程でリサーチャーたちは、自身の生活実感に深く関わるテーマとして「震災」「家」「友だち」「老い」をそれぞれ選び、いくつかの対話を続けるなかで、互いに通底する感覚や問題意識に気づいていきます。現代社会に潜在する問題や、着目すべき事象の数々。本展では、それらを探りあうひそやかな会話から、見知らぬ他者とともに深く対話をするための場づくり、さらには、身体を通してそれぞれの思考を表現し、遠くへ渡していくトライアルまでをおこなった、1年間のワークショップのドキュメントと、それに並行して生まれたテキスト、映像、ドローイング、ダンスなどによる作品を展示、発表します。アーティストと市民がともに思考と対話とダンスを重ね、つくりだした"希望のうたと舞い"から、祝祭の後も地続きにあるはずの"未来"を主体的に創造していくためのヒントが見つかるかもしれません。

[関連イベント]
レクチャー&ギャラリーツアー「いま、希望のうたと舞いとは何か?」
日時: 2月9日(日)14:00〜16:30
会場: 生活工房4階ワークショップルーム
スピーカー:小森はるか、瀬尾夏美、砂連尾理、他
定員: 50名
参加費: 500円
※お申し込み方法は公式ホームページからご確認下さい。

スケジュール

2020年1月25日(土)〜2020年2月16日(日)

開館情報

時間
9:0021:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
開館時間: 10:00〜18:00(金曜のみ20:00まで)、月曜日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.setagaya-ldc.net/program/476/
会場世田谷文化生活情報センター 生活工房
https://www.setagaya-ldc.net/
住所〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
アクセス東急田園都市線・東急世田谷線三軒茶屋駅直結
電話番号03-5432-1543
関連画像

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