The 5th Floorにおいて、HB.と共に髙橋銑氏による個展「二羽のウサギ / Between two stools」が開催されます。キュレーションは髙木遊氏。
本展では、高橋氏の近代彫刻保存修復に関わってきた側面から、3つの新作を発表いたします。彫刻作品の根幹ともいるマテリアル / 素材が保有する時間性や、「作品」を存続させているありとあらゆる状況を明白に描写します。
これら3作品は、展示されることではじめて「作品」となりますが、それらの根源にあるのは「保存」「修復」という「作品」の周辺にあるとされてきた営為です。髙橋氏の知る保存修復の技術、その哲学に焦点をあわせることで、作品の時間性、そしてその生について思案する機会となれば幸いです。