終了した展覧会・イベントです
[画像: 岡本秀《垂直プリント F-1〈水天空闊の処 舟月と相上下す 身の世に有て所するを知らず亦復一楽〉》2020, H50.5 x W147.0 x D50.5 cm, 木、岩絵具、水干、ベンガラ、油]

「じねんのいのち」

CADAN有楽町
終了しました

アーティスト

淺井裕介、岡本秀、黑宮菜菜、品川亮、谷川美音、松平莉奈、矢野洋輔
CADAN有楽町は、京都の浄土寺を拠点とする FINCH ARTS による「じねんのいのち」展を開催いたします。あるがままの”じねん”な生命の状態をテーマに、関⻄の若手注目作家を中心とした7名の作家のグループ展となります。会期中にはアーティストトークを2回開催いたします。合わせてどうぞご高覧ください。

「人新世(じんしんせ)」という地質学的な言葉が表すように、人類のここ200年の活動は地球の生態系全体に影響を与えている。この影響はあまりにも大きく、次の100年の地球環境の予測が不可能なほどで、現代の喫緊の課題として自然との永続的な共生関係への努力が認識されている。「人間」と対になる「自然」という概念は19世紀末に”nature”の訳語として日本に輸入された。それに対し日本には「自然」を表す言葉として仏教思想由来の”じねん”という概念がある。“じねん”とは「おのずからそうであること。あるがままの状態」を意味し、そこには人間と自然の2項対立ではなく、すべての生命を等しく状態としてみる思想がある。「モノ」としての生命ではなく、ある循環する流れの中の一つの状態のような「コト」として。本展では、現代の芸術作品の中に宿る、形を変え存在するあるがままの“じねん”ないのちの状態を鑑賞する。それは花であり木であり人間でも動物でもあり、あるいは抽象的な線としても表象されるだろう。大きなガラス窓に囲まれたギャラリー空間に差す、移ろう光とともに作品がそこにある。彼ら/私たちが美術の中におのずから培ってきた美の感性が何かの役にたてば幸いではないだろうか。

[関連イベント]
1. アーティスト・トーク
日時: 1月15日(金)18:30-19:00
出演: 岡本秀、品川亮、谷川美音
司会: 櫻岡聡(FINCH ARTS 代表)
2. アーティスト・トーク
日時: 1月22日(金)18:30-19:00
出演: 松平莉奈
司会: 櫻岡聡(FINCH ARTS 代表)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2021年1月15日(金)〜2021年1月31日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は17:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料無料
展覧会URLhttps://cadan.org/cadanyurakucho-fincharts/
会場CADAN有楽町
https://cadan.org/cadan-yurakucho/
住所〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
アクセスJR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩1分、東京メトロ千代田線・日比谷線・都営三田線日比谷駅A3出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線有楽町駅D2出口より徒歩3分
電話番号070-6464-1438
関連画像

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