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[画像: Rinus van de Velde, Let the engine run..., 2019, color pencil on paper, framed, unique]

リナス・ファンデ・ヴェルデ 「エンジンをかけたまま」

ケーニッヒ・ギャラリー
終了しました

アーティスト

リナス・ファンデ・ヴェルデ
ケーニッヒ・ギャラリーは東京での展覧会第二弾として、小型の色鉛筆作品によるリナス・ファンデ・ヴェルデの日本初個展を開催致します。
多くのアーティストにとって、ペインティングは自己探求の手法であるといえます。自身のなんらかの側面を表現することを通し、彼らは描かれた場面の中で役割や虚構のアイデンティティを用いて異なる人格を呈します。それは、さまざまな役割や文脈をもって自身の要素を提示するファンデ・ヴェルデの作品においても同様です。ファンデ・ヴェルデはよく知られた壮大なモチーフを参照し、それらを簡潔なタイトルと小型フォーマットによって収縮させ、否定します。彼は巨匠画家を彷彿とさせるアイディアや作品を自身のイメージに融合させ、またさまざまな場面を静止することで、映画のスチル写真のようなイメージを創り出します。
この自己探求は、超現実的なキャラクターたちが作家自身の存在の様相を表現するファンデ・ヴェルデの過去作品においても、構成要素の一つになってきました。これらの現実と平行する存在は、メタ・ストーリーやオルタナティヴ・ナラティブが発生する舞台となるループや虚構の構築を可能にします。現実と架空を行き来する作家の曲折は、作品の解釈を示唆しながら究極的には作家自身の隠された現世的・精神的世界についてのコメンタリーとして機能している、各イメージのキャプションに集約されています。作家の自己における不可視な要因から成る世界は、自己反省と自己表現の作品を通じて明かされますが、これは必ずしも作家のアーティストとしてのステータスを記録するものではなく、作家自身の性格や芸術的インスピレーションを一つひとつ発露させるもので、ファンデ・ヴェルデ自身やインスピレーションとなった画家の「パラ・ポートレイト」を生み出すのです。彼の遊び心に溢れた無意識的な精神世界、想像力、そして記憶は、自らを「白昼でも」現実と虚構に大きな違いがなく「2つの状態に存在している」と形容する作家の活動の中枢を担います。

スケジュール

2020年1月22日(水)〜2020年2月23日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料
展覧会URLhttps://www.koeniggalerie.com/exhibitions/27330/rinus-van-de-velde-let-the-engine-run/
会場ケーニッヒ・ギャラリー
住所〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-4 MCM GINZA HAUS 1 6階
アクセス東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅8出口より徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線・銀座線・日比谷線銀座駅A13出口より徒歩1分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線東銀座駅A8出口より徒歩4分
電話番号03-5524-7177
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