「The Rite of Spring」

YUKA TSURUNO GALLERY

poster for 「The Rite of Spring」
[画像: Tomomi Nitta, Soma, 2019]

3日後終了

ユカ・ツルノ・ギャラリーは、上田暁子、松川朋奈、笠井麻衣子、新田友美のグループ展「春の祭典」を2020年1月25日(土)から2月22日(土)まで開催いたします。ストラヴィンスキーのバレエ作品に見られるポリフォニーに満ちた生命を突き動かすような世界の胎動—4人のペインターの作品が織りなす対話から生まれる幻想的で創造的な力をもたらす春の息吹で、2020年、新たな一年の幕開けを飾ります。霊感であり生命のエネルギーに変換されていく春の息吹。そのエネルギーが生まれるのは所与の世界ではなく、出来事をとおして全体として出来上がっては生まれ変わっていくような世界です。刻一刻と変わり続ける流動的な出来事に関心を寄せる上田暁子は、ベルギーへの留学を通して、より抽象的な絵画空間へとその関心を落とし込むようになりました。一つの舞台セットを幾度も手入れをし、組み替え、新たな要素をそのなかに組み込みながら世界を作っていくように、上田の作品は異なる時空間や相反する属性が緩やかに溶け合った風景からいくつもの物語を生み出します。同世代や自身と同じ状況を持つ人々のインタビューを通して、数々の声が重ね合わされた松川朋奈のリアリスティックな絵画は、行為の痕跡や仕草に表れるいまここに生きる人間の内面性や想いを描いてきました。そこからさらに、新たな息吹̶子ども̶を象徴するような植物とオーロラに輝く光のなかで生まれる関係性は、過去から現在だけでなく未来へと結びつけられた世界へと志向されています。登場人物が背景の植物の中に埋もれ同化するように描かれた笠井麻衣子のヒトやモノと世界との境界線が曖昧なありさまは、まさに自身の手で編むことによって世界を創出していく様子を表現しているといえます。それは、創出者としてその世界を眺めながらも、まさに描く営みの行為やそこから生まれる出来事がその世界を作り出していくという作家自身のあり方をも照射しているかのようです。人間の存在論的な営みと無限に広がる世界の認識について身体表象を通じて模索してきた新田友美は、近年は自然のモチーフを描くことによって、自分と人間以外も含めた他者との境目が無くなっていくその生命や世界のあり方を思惟するようになりました。とくに、生命を動かすその根幹に「息」を意味する古代ギリシャ語「プシュケー」を重ね合わせ、その「息」が転じて意味するようになった「魂」や「生命」のあり方を自身の身近な植物を介して表現しています。春の息吹はまさに植物が芽吹く時期。バレエ「春の祭典」が激しいダンスや不協和音を通して世界と交渉するように、4人のアーティストは各々の視点と制作を通して世界と交渉し続け、新たな息吹を生み出すことによって世界を紡いでいます。

メディア

スケジュール

2020年01月25日 ~ 2020年02月22日

入場料

無料

アートスペースの開館時間

11:00から18:00まで
金曜日は20:00まで
月曜・日曜・祝祭日休館

アクセス

〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
電話: 03-5781-2525

東京モノレール・りんかい線天王洲アイル駅より徒歩8分、JR品川駅港南口3番乗り場より都営バス(八潮パークタウン行き、品91)「天王洲橋」下車徒歩3分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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