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[画像: ベンジャミン・バトラー 「Green Tree (Two-Tone) 」2019 oil on canvas 160.1 x 120.0 cm ©︎Benjamin Butler]

ベンジャミン・バトラー 「二色、単彩、そしてそれ以外の風景」

小山登美夫ギャラリー六本木
終了しました

アーティスト

ベンジャミン・バトラー
ベンジャミン・バトラーは1975年アメリカカンザス州、ウエストモーランド生まれ。現在オーストリアのウィーンを拠点に活動を行っています。
バトラーは山や木々、自然をモチーフとした風景画を描きます。その方法は、抽象画を描く事にも通じており、近年特に頻繁に描かれている木々の絵画は、より抽象的な要素が多く見られます。バトラーが描く単純化された木々の枝や幹のフォルムは、コントラストの明瞭な色彩によって引き立たされています。さまざまな色彩を操り、縦や斜線、三角、曲線などによる幾何学模様を描いて、具象と抽象の境界を模索するような彼独得の絵画表現を作り出しているのです。
以前彼は、美術史の異なる論点をむすびつけることに興味を持っており、ポストモダンにおいての本質はなにかという文脈において、風景画というシンプルで近代的な主題はとても重要なものと考えていました。事実、画面全体に余白を作ることなく反復されるリズミカルな線には、そのまま抽象表現主義の歴史が詰まっているかのようであり、水平垂直のリズムはモンドリアンを、単純化された色面と線との関係はフランク・ステラを彷彿とさせます。
抽象と具象の境界線をなぞるような彼の絵画は、こうしたコンポジションにおける様々な要素がありながらも、詩的で優しさがありつつ、同時に現代的なクールさも漂わせ、個人の記憶に働きかけるように鑑賞者に物静かな瞑想的時間を与えます。
バトラーは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ウィーン、バーゼル、ベルリンなど、世界各国の都市で個展を開催しつづけており、近年の代表的な個展に、2014年ニューヨーク、Klaus von Nichtssagend Galleryでの「Green Forest」や、2015年ウィーン、Galerie Martin Jandaでの「Another Tree, Another Forest」、2016年3月〜4月には小山登美夫ギャラリーにて「Trees Alone」を開催致しました。また、彼は2005年ニューヨーク、PS1/MOMAでの「Greater New York」を含め、国際的にも数多くのグループ展に参加しています。

スケジュール

2020年2月1日(土)〜2020年2月29日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2020年2月1日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/benjamin2020/
会場小山登美夫ギャラリー六本木
http://www.tomiokoyamagallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩11分
電話番号03-6434-7225
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