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[画像: 三岸好太郎《海洋を渡る蝶》1934年 121.3×85.0cm 当館寄託]

「新収蔵品展 国際興業コレクションを中心に」

平塚市美術館
終了しました

アーティスト

三岸好太郎、泉谷淑夫、 福沢一郎、東郷青児
このたび平塚市美術館では「新収蔵品展-国際興業コレクションを中心に」を開催いたします。
2019年に新たに当館コレクションとして収蔵された75点を紹介します。中心となるのは国際興業株式会社より寄託を受けた油彩画・日本画62点です。収蔵に先立つ2015年、企画展「画家の詩・詩人の絵」展に三岸好太郎《海洋を渡る蝶》《旅愁》が出品されたことをきっかけに寄託の運びとなりました。これら2点の作品は、夭折の画家・三岸好太郎の代表作に数えられます。三岸は平塚出身の鳥海青児と親しく交友した画家で、当館コレクションと関わりの深い作品が寄託されました。
他方、当館の所蔵作品にはなかった作家が数多く含まれていることが特徴です。これまで、当館では戦前期の油彩画では湘南地域にゆかりのある岸田劉生をはじめ春陽会など在野の画家たちの作品を多く収集してきました。これに対して、今回は岡田三郎助、山下新太郎など明治時代後半に活躍した画家や、東郷青児、岡田謙三ほか官展や二科展に所属した画家の作品が寄託されました。中には、公開の機会が少なく、あまり知られていなかった作品もあります。猪熊弦一郎《海岸婦人》は猪熊の1930年代の特徴を示す貴重な作品といえます。
これらの作品はおそらく同社の応接室や重役の部屋を飾ったものと思われます。穏健で爽やかな風景画や静物画、小品ながら印象に残る人物画を含め、美術館の展示室で鑑賞する人の目も楽しませてくれることでしょう。
このほかの寄贈・寄託作品として、市内大住中学校で教鞭をとったこともあり、現在大阪芸術大学教授をつとめる泉谷淑夫の油彩画、2018年にロビー展を開催した土田泰子の立体作品も紹介します。新たに当館に収蔵された多彩な作品をお楽しみください。

スケジュール

2020年10月3日(土)〜2021年2月21日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
12月11日・12月22日から27日・12月28日から1月3日は休館
入場料一般 200 円、大学生・高校生 100円、中学生以下・障害者手帳提示とその介護者1名 無料
展覧会URLhttp://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00012.html
会場平塚市美術館
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
住所〒254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3
アクセスJR東海道線平塚駅北口より徒歩約20分、JR平塚駅北口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車、小田急小田原線伊勢柄駅南口より神奈川中央交通バス「美術館入り口」下車
電話番号0463-35-2111
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