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沖真秀「マテリアル」

VOILLD(ボイルド)
終了しました

アーティスト

沖真秀
この度VOILLDは、沖 真秀の新作個展「MATERIAL(マテリアル)」を開催致します。本展はVOILLDでは約4年振り、4度目の開催となります。

東京を拠点に、イラストレーション、グラフィック、ペインティング、オブジェなど、様々な手法で作品を制作している沖真秀。アーティストとしての活動を行いながら、イラストレーターとしても作品の製作を行い、多彩な表現を用いて活躍の場を広げています。ミュージシャンを中心に幅広いクリエイターからも支持を得ており、CDジャケットやミュージックビデオ、グッズ、音楽イベント等のビジュアルをはじめ、カルチャーマガジンや書籍、ファッションブランドへの作品提供、国内での個展の開催やグループ展への参加など、精力的に作品を発表をし続けています。

沖真秀は、メディアを問わずに様々な作品を実験的に作り続けながら、その都度に自己のルーツを見つめ直し、新境地へと進み続けています。制作される作品群は、一見ポップで可愛らしい動物やキャラクターなどのモチーフから、感情的で突拍子も無いような抽象的なものまで幅広く、独特のタッチで描かれる緩やかでいびつな線や形、絶妙な色使いが特徴的です。全ての作品は彼の記憶という糸で巧妙に繋がっており、繊細な表情を隠し持っています。それらは可笑しくふざけているようで悲哀が漂い、反抗的でいて、狂気すら感じさせます。ひねくれていて純粋で、まるで自身の生い立ちや日々の複雑な感情を写し出しているかのようであり、私たちを沖真秀という宇宙に迷い込ませるのです。

「マテリアル(原料・素材)」と題された本展では、混沌が続く世の中でも生活を続けなければならない葛藤の中で、自分自身の在り方、描く事の根幹に迫った作品群が制作されました。幼少期に肌身離さず側に置いていたクマのぬいぐるみから着想を得て、クマのみをモチーフとし、100枚にも渡り描き続けるという行為に挑みました。沖は、日々増えてゆく苦悩や、逃げ出したい衝動、どちらも捨てきれないもどかしさや、大切なもののための苦悩だという矛盾が、人々が抱える「弱さ」になっていると考え、それらの感情といかに共存していくかということが、作品を作る上で長年のテーマとなっています。弱みを見せることは手の内を明かすような事でありながら、敢えて弱点を明かした時、その天邪鬼な行為に人々は共感するのか、呆れるのか、あるいは希望を見出すのかという疑問に対して、人間の持つ複雑な感情に向き合う事の大切さを、100枚もの粗々しいペインティングシリーズを通して訴えかけているのです。

会場では、新作のペインティング作品、約100点を発表いたします。また、VOILLDと沖 真秀とのコラボレーションによるオリジナルのTシャツなどの新作アイテムも販売予定です。

スケジュール

2020年9月5日(土)〜2020年10月4日(日)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、火曜日
備考
開館時間 12:00〜19:00、月曜日・火曜日は休廊
入場料無料
展覧会URLhttps://www.voilld.com/post/628200895405015040/mashuoki2020
会場VOILLD(ボイルド)
http://www.voilld.com/
住所〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 1F
アクセス都営浅草線五反田駅A6出口より徒歩4分、JR山手線・東急池上線五反田駅より徒歩7分
電話番号03-6416-3972
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