終了した展覧会・イベントです

安田昂弘 「Do the Light」

VOILLD(ボイルド)
終了しました

アーティスト

安田昂弘
この度VOILLDは、安田昂弘の個展「Do the Light」を開催致します。本展は2019年に開催された個展「FIVE / Fat isn’t very easy」 に続く六度目の新作個展となります。

アートディレクター、グラフィックデザイナー、ムービーディレクターなど、多彩な顔を持ち幅広い分野で作品制作を行う安田昂弘。そのエッジーな表現はミュージシャンやアーティストからも支持を得ており、広告やプロダクトのアートディレクション、デザインをはじめ、国内外でも作品の展示を行うなど精力的に発表をし続け、多岐に渡り活躍の場を広げています。安田昂弘は、コンピューターという一つのメディアを駆使しながら、都度異なったアプローチで制作を行っています。研ぎ澄まされていながら遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて、複雑に組み重なった線や面は、彼の思考とコンピューターグラフィック(CG)としての美しさが反映され構図化されているのです。まるでキャンバスに絵の具を重ねていくような作業を、CGという枠の中で物質的にいかに表現するかという事に挑戦し続け、その在り方を私達に問いかけているようにさえ感じさせる、グラフィックデザイナーとして他に類を見ない、随一の存在と言えるのです。

六度目の新作個展となる本展では、過去の作品にも投影され続けていた、CGとは何か、絵画との差は何なのか?という普遍的な疑問を抱きながら、CGとしての視覚的な刺激や表現と、絵画としての物質の在り方にフォーカスを当て制作が行われました。
最小限の要素の線、面、色彩で構成された、ただの色面が淡く発光しているかのように見える錯視を用いたCGをベースに、通年素材として用いてきたアクリル版や金属を用いて表現することに挑みました。錯覚という不確かな現象をシンプルなグラフィックに落とし込みながら、物質的に表現することによって、 私たちを試しているようにも感じることができます。光 = Lightを根幹に考えながら、巧妙な線や形、違和感のある視覚、素材の組み合わせによって緻密に構築された作品を通して、当たり前に考えていた現実世界の尊さと、二次元の世界の曖昧さを、痛烈に問いかけ訴えているのです。自粛を余儀なくなれた本年において、CG、絵画の在り方に向き合い、どのような解釈で作品を紐解き受け止められるかを考える契機となれば幸いです。

会場では、新たな試みで制作された、グラフィックをベースにした平面作品、約20点を展示予定です。

スケジュール

2020年12月4日(金)〜2021年1月10日(日)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、火曜日
備考
月曜日・火曜日は休廊、水曜日から金曜日は12:00〜19:00、土曜日・日曜日は12:00〜18:00、12月28日から1月5日は休廊
入場料無料
展覧会URLhttps://www.voilld.com/post/634744343778983936/ty2020
会場VOILLD(ボイルド)
http://www.voilld.com/
住所〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 1F
アクセス都営浅草線五反田駅A6出口より徒歩4分、JR山手線・東急池上線五反田駅より徒歩7分
電話番号03-6416-3972
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します