hpgrp GALLERY TOKYOより、米倉大五郎個展「more than painting, less than painting, or anything else」の開催をご案内申し上げます。黒と白が溶け合い、時に反復し広がりながら、流れる雲のような多様なイメージを掻き立たせる米倉大五郎。自動車用塗料で鏡面コーティングしたパネルの上に水性絵具を滴らせ、一筆書きの要領で擦り付けるように一気に描写を行います。いわゆる洋画や日本画、油彩画や水彩画などのカテゴリに明確に区分されず、作家が絵画というものをプリミティブに捉え直し、幾多の試行錯誤から至った独自の表現は、改めて絵画とは何かという問題を浮き彫りにさせます。