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[画像: 長田奈緒 / Nao Osada Oshibori(Omotenashi) 2020 シルクスクリーン、ガラスエッチング、額 / Screenprint, glass etching, frame 308×400×20 mm]

長田奈緒「大したことではない（なにか）」

Maki Fine Arts

終了しました

アーティスト

長田奈緒

Maki Fine Artsでは7月11日(土)より、長田奈緒個展「大したことではない（なにか）」を開催します。長田は、身近にあるもの（例えばamazonのダンボール箱、Ziplocのフリーザーバッグなど）の表面の要素を、シルクスクリーンを用いて、実際とは異なる素材（木材やアクリル板など）の表面に刷った作品を制作しています。目を凝らすとその質感の微細な差異を発見することができ、知覚的な驚きをもたらします。私たちが日常的に見慣れたイメージを、丁寧に拾い出し、版を通じて各素材に落とし込み、精密なオブジェクトとして変換しています。丹念な手作業によるシルクスクリーン技術の実験的積み重ねによって、イメージとマテリアルを調和的に掛け合わせることを実現化します。作品のひそやかなの外見とは対照的に、モチーフとなる題材を選び出す、軽やかでユーモラスな視点は、鑑賞者の感覚をくすぐるようであり、長田の作品の特徴であるといえるでしょう。

本展はMaki Fine Artsでは初の個展となります。おしぼりや食品パッケージ、さらには梱包用シールなど、ささやかな題材の新作が集積され、ギャラリー空間に散りばめられます。是非ご高覧下さい。

スケジュール

2020年7月11日(土)〜2020年8月2日(日)