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[画像: 山田脩二 淡路島・神代社家 地蔵堂 2019 © Shuji Yamada]

山田脩二「新版『日本村』1960-2020 写真プリントと印刷」

Kanzan Gallery
終了しました

アーティスト

山田脩二
Kanzan galleryでは、1960年代から写真家として活躍し、82年に「職業写真家終止符宣言」をした後、淡路島で瓦の製造に携わってきた山田脩二(やまだ しゅうじ)の個展を開催します。

1950年代後半に桑沢デザイン研究所で学んでいた山田は、大辻清司を通して写真と出会います。職業としてはグラフィック・デザイナーを目指しており、同校修了後、まずは印刷のプロセスを知るため凸版印刷に就職します。しかし独立すると、次々と舞い込んできたのはデザインの仕事ではなく、雑誌やカタログ用の写真の撮影だったと言います。この時期の山田は、東京で撮影をこなす一方、それ以外の時間は日本全国を気ままに巡る旅を繰り返しました。その眼と肌で会得した体験が写真家・山田脩二の屋台骨をつくりあげていきます。そして、60年代半ばから建築雑誌やグラフ誌に舞台を移した山田の写真は、次第に写真評論家や建築家、カメラ雑誌から注目を集め、発表の場がさらに広がっていきました。東京国立近代美術館での「現代日本15人の写真家展」(1974年)へ参加し、アサヒカメラの口絵を飾るなど、当時の写真界でその評価を高めながらも、山田は1983年末のミノルタフォトスペースでの個展を終えると「職業写真家終止符宣言」をし、淡路島に移転。20代の頃に立てた人生計画通りに瓦の製造に携わり、瓦師と名のり、分野をこえて活動を行っています。
そして、このたび60年にわたる集大成となる最新写真集「新版 『日本村』1960-2020」(平凡社)を出版しました。当展では、山田脩二の手焼きプリント、ネガからのラムダプリント、写真集の印刷の過程で制作された色校正に加え、雑誌などの印刷物も展示します。また、この展示のために行ったインタビュー映像もご観覧いただけます。

スケジュール

2020年12月11日(金)〜2021年1月24日(日)

開館情報

時間
12:0019:30
日曜日は17:00まで
休館日
月曜日
備考
開館時間 12:00〜18:30、日曜日は12:00〜17:00、12月28日から1月4日は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.kanzan-g.jp/shuji_yamada.html
会場Kanzan Gallery
http://www.kanzan-g.jp/
住所〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
アクセスJR総武線馬喰町駅2番出口より徒歩3分、都営新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩5分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅2番出口より徒歩5分、都営浅草線東日本橋駅A1出口より徒歩6分
電話番号03-6240-9807
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