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[画像: 岡信孝「東大寺椿」2曲1隻]

「米寿記念 - 去来の花 - 岡信孝展」

日本橋髙島屋 6F / 美術画廊
終了しました

アーティスト

岡信孝
このたび高島屋では、日本画家・岡信孝先生の米寿記念展を開催いたします。岡先生は神奈川県川崎市に生まれ、祖父 川端龍子に薫陶を受け、龍子主宰の青龍社展に出品を続けられました。龍子没後は無所属作家として、個展を中心に現在まで精力的に発表を続けておられます。
これまで先生は一貫して日本の四季の移ろいや自然への憧憬を、琳派に代表される装飾性や伝統的な様式美を採り入れながら独自の視点で描いた花や風景画で表現してこられました。近年はご自身の生活の変化もあり身近な花々に注目して制作を重ね、そこから発展し、今展では能楽の大成者・世阿弥の『風姿花伝』から想を得た新たな境地に挑みます。
悠久の時間を漂わす書院にも溶け込むかのような二曲一隻屏風や軸装作品、遊び心溢れる扇面や円窓を含む、四季を彩る花々の額装作品、2019年に焼失した沖縄の首里城を描いた絵巻の大作「琉球画巻」など、画廊空間を縦横に満たす展観となります。

師である龍子や奥村土牛、義父の濱田庄司など、近親の先達の聳え立つ高い頂に囲まれ葛藤しながら独自の画の道を邁進されてきた先生が米寿を迎え、さらに円熟した技と誰も真似のできない卓越した色彩・構成感覚で魅せる岡芸術のひとつの到達点を、ぜひご高覧賜りますようご案内申しあげます。

※「琉球絵巻」:もともと骨董が趣味で、琉球王朝時代の漆器や陶器など沖縄の古美術品を多数蒐集していた先生は、1990年にそれらすべてを沖縄の浦添市美術館に寄贈され、1995年には浦添市文化功労賞を受賞されました。沖縄民藝を大切にした義父・濱田庄司に連れられて壷屋や首里城周辺を歩いた思い出を胸にスケッチし、今回の「琉球画巻」として仕上げた直後、首里城消失の報道に接し、一図を画巻きに加えました。鎮魂と復元への願いを込めた作品を、本展で初公開されます。

スケジュール

2020年10月14日(水)〜2020年10月20日(火)

開館情報

時間
10:3019:30
入場料無料
展覧会URLhttps://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/topics/1_2_20200928173250/?category=art#contents
会場日本橋髙島屋 6F / 美術画廊
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/index.html
住所〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
アクセス東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅B1出口より直結、JR東京駅八重洲北口より徒歩5分、都営地下鉄浅草線日本橋駅D4出口より徒歩5分
電話番号03-3211-4111
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