終了した展覧会・イベントです

馬嘉豪 「燎(リャオ)」

TAV GALLERY
終了しました

アーティスト

馬嘉豪
TAV GALLERYにて5月29日[金] – 6月14日[日]まで、第二回目となる中華人民共和国、西安出身の現代美術家・馬嘉豪(マ・ジャホウ)による個展「燎(リャオ)」を再開いたします。※新型コロナウイルスの影響により3/27(水)より臨時休業〜5/29(日)より再開

兵馬俑からパンデミックまでを背負い、大量の人口の下に存在する問題や矛盾を問う現代美術家の馬嘉豪(マ・ジャホウ)は、18歳に至るまで反日教育を受け続け、祖国の違和感や国家間の在り方に疑問を抱き、日本への在留を果たした弱冠23歳のアーティストです。主な受賞歴は、第4回CAF賞入選、第22回岡本太郎現代芸術賞入選、多摩美術大学福沢一郎賞受賞など、飛躍的に活動を続けています。初個展「霾(PM2.5) TAV GALLERY」では、鑑賞者にマスクが手渡され大気汚染のPM2.5の香りや煙を空間内で再現するといった先鋭的な展覧会に挑戦しました。

本展覧会タイトルの「燎(リャオ)」は相次ぐ文化浄化に追悼の意を重ねながらも、野原に広がった火は、一瞬で広がっていくことを意味した四字熟語「燎原之火(りょうげんのひ)」から引用され、ポピュリズム到来以降の表現の自由と、政治性が喚起されうる作品や国家間の在り方を問いかけます。中国本土では展示することができない作品を再び出展することを踏まえ、馬嘉豪は次のように語っています。

「テレビのニュースで災害を報告する時、死亡人数は常に偶然で出来上がった数字で、 流暢感がない。それがこの作品を作るにいたったアディアであり、私達はニュースを見る時、数しか知らない、その数だけ見れる表す命、名前、経歴一切情報が知らず。まさか死亡の暴力だと思う。この意味で私は「地獄の門」の形を取り上げ、数の暴力装置を表現した。何故か地獄の門選ぶと言うと、彫刻史の中に元々、出る人口多い作品は地獄の門であり、テーマも死亡と言う意味が含まれている。ロダンは地獄の門作り時、最初から作品のイメージを辿りつくではなく、作りながら一つ一つ小さな作品を考えながら、組み立てた、この作法で地獄の門で色んなテーマの小さい作品を表した。このような作り方は彫刻史で極めて珍しく、私は勝手ながら、この作り方がまさに、日本人よく食べる弁当箱とよく似ている。弁当箱に自分好きな物だけいれば成立する。世界で日本国しかない文化である。」

本展覧会では人を象った数千個に及ぶ既製のフィギアを固めたインドボタイジュやノートルダム大聖堂をモチーフにしたミクストメディア作品が出品と、ステートメント上にある制作に1年を要した2mを超える「地獄の門」作品が出展されます。「数の暴力装置」と題した馬嘉豪の次なる展開に、是非ご期待ください。

スケジュール

2020年5月29日(金)〜2020年6月14日(日)

開館情報

時間
13:0020:00
休館日
日曜日、月曜日
備考
開館時間 13:00〜20:00、水曜日・木曜日は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://tavgallery.com/liao/
会場TAV GALLERY
http://tavgallery.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布4F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A5番出口より徒歩11分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1a出口より徒歩11分
電話番号080-1231-1112
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