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[画像: 前澤妙子 ‘ 星根 ’ mixed media on panel 880×1460mm 2020]

前澤妙子 「“Space Universe 宇宙の宇宙*星の駅” - 新たな星が出来ました - 」

s+arts
終了しました

アーティスト

前澤妙子
s+arts(スプラスアーツ)より、前澤妙子 個展「Space Universe 宇宙の宇宙*星の駅 -新たな星が出来ました-」の開催をお知らせいたします。本展覧会は、コロナの影響により緊急事態宣言が発令された3月に開催していた前澤妙子個展の続編として、再度ご紹介させて頂く運びとなりました。前回から引き続き発表する作品に新作を交え、新たな構成で展開いたします。「今までと状況が異なるなかで、これもまた、貴重な時間だと感じ、時間をかけて新作を制作しました。遠くに身体を動かす旅は出来ませんが、今まで集めた素材や記憶、私自身が内包しているイメージをたどる旅のような制作となりました。今の、痛みや、やるせなさ、悲しさ、こういった感情も作品を作る幼芽となりました。素材の性格を探り、幼い頃に想像しながら遊んだ色々な形の記憶に迷い、少しずつ見つかるものに安堵し、作品に込めていきました。」前澤妙子は、自然の中で育った幼い頃の記憶を制作モチーフに、幼少の頃に自然の中で遊び想像した感覚や感情を大切にしながら、手に覚えているモノの感覚を思い出しながら、それを様々な画材に置き換えて作品制作を行います。独自の世界観を含めながら、ミクストメディアを垂らしたり練ったりしながら作り上げていく彼女の作品は国内外で評価が高く、アジア圏から欧米まで様々な国で作品発表の場を広げ、精力的に制作活動をしている作家です。
「私にとって、その行為は、遊びのようでも神聖な事のように感じられ、儚い無垢な気持ちや感情、ワクワクする瞬間が形として残せないかと考えます。」と前澤は語ります。人が、景色や物を見て懐かしいと感じ、何かの色や形を不思議に思う、それらの感覚を、人の中に大切に残されている心が帰るための場所だと考えているのです。そのような心の居場所があるからこそ、人はもう一つ次へと進めるのかもしれません。
前回から引き続き、本展でも、前澤が昔見た銀河を旅する物語のように、星の駅を旅するかのような展示構成で作品を展開いたします。幼い頃から今に至る迄見てきた数々の物語があり、印象に残っているものが幾つもあると前澤は言います。それらは、気が付かないうちに積み重なり、懐かしい世界が彼女の中に残されているのです。絵画を通じて自身の体験を表現している前澤妙子の作品は、人それぞれが根底で内包している安心感やポジティブな感情の源など、忘れてはいけない感覚を繋ぎ止める役割を備えていると言えるでしょう。時には切ない通過点でもある出来事や、それぞれの大切な想いを星と見立て、表現いたします。
制作のテーマは一貫している前澤ですが、前回の展示からは人々の生活様式が一変してしまった中で開催する本展では、より一層作家の想いも大きくなっているように見受けられます。

スケジュール

2020年10月16日(金)〜2020年10月25日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
会期中無休、不定休
入場料無料
会場s+arts
https://www.splusarts.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号03-3403-0103
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