終了した展覧会・イベントです
[画像: ©Hiroyuki Takenouchi, Courtesy of PGI]

竹之内祐幸「距離と深さ」

PGI
終了しました

アーティスト

竹之内祐幸
これまでLiberty City(P.G.I.)、鴉(P.G.I.)、Things will get better over time(Gallery Trax)、第四の壁(PGI)、「距離と深さ」(Studio Staff Only)と作品を発表。都市の風景、花や草木などの自然、身の回りの何気ない日常、親しい友人たちなどを被写体とし、暗黙裡に共有されているルールに隠された物事の奥に潜む本質を露わにしようとしてきました。孤独との対峙や社会との距離の認識といった、見落とされがちな、個人が身につけている身振りを作品において浮かび上がらせることで、多様性、同一性とは何か、を問いかけています。
本作「距離と深さ」は友人からポートレートを撮ってほしいと依頼されたことがきっかけになった作品です。遠く離れた場所に行ってしまう恋人に送りたいから、と頼まれた竹之内は、自分だったらどんなアルバムを作るだろう、様々な場所で撮った風景から小さな小石のような誰かにとってはほんの些細なものまで、ひとつの世界に感じられるようなアルバムが作れたら、と考えました。
本展は5月に開催予定でしたが、COVID-19による緊急事態宣言を受け、今秋の開催と相成りました。奇しくも私たちはコロナ禍の生活で、物理的にも精神的にも他者との「距離」について考えざるを得ない経験をし、緊急事態宣言解除後の今も引き続きそうした時間を過ごしています。画面上に見えていても触れることはできない、届けることができないもどかしい経験は、情報伝達の発達した現代に慣れた私たちに、想像していなかったショックをもたらしました。竹之内にとっても、想像ではなく実際に遮断された生活を送ることでこの作品に対する思いを新たにするところもあったでしょう。
コロナ禍での生活で撮影した撮り下ろしの新作も交え、アーカイバルピグメントプリント約70点を展示いたします。

スケジュール

2020年8月26日(水)〜2020年10月10日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.pgi.ac/exhibitions/5899/
会場PGI
http://www.pgi.ac/
住所〒106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
アクセス都営大江戸線赤羽橋駅中之橋口より徒歩4分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅6番出口より徒歩8分、東京メトロ日比谷線神谷町駅1番出口より徒歩8分
電話番号03-5114-7935
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します