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[画像: 滝口和男 飾燈「駅舎に想う旅の回帰の原点と」(16×27.5×高さ21cm)]

「滝口和男陶展 - 万葉の四季に心象への旅路を- 」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

滝口和男
京都の清水焼の卸問屋の家に生まれ、現在も下鴨神社近くで制作されている滝口和男さん。作陶を始めて45年、和光で5回目の個展を開催します。
「本展のテーマは旅路。『旅路の始発点であり又帰着点の象徴の駅』をイメージした作品から始まり、記憶の奥底に眠る心象を形にした作品を展示します。例えば犬を作るとき、足はこう、耳はこう……と記憶を呼び起こしながら作ると正確な再現にはならずとも、万人に共通した“犬のようなもの”を代弁できるのです」。
作品テーマを頭に刻み、土と真摯に向き合うなかで、最近、不思議な現象に遭遇しました。「京都の鞍馬寺の象徴である天狗を作ろうと、その言葉を念じながら土の端くれで作った長い鼻、耳、目、一本歯の下駄と格闘していると、突然目の前にあの天狗が現れたのです。作者であると同時に、ある意味、観者でもあるこの頃です」。
今展では、滝口さんの代表作の一つ「無題」を年代順に約20点展示するほか、季節それぞれの歳時をモチーフとした作品群100余点を出品。「これまで作ってきた作品と似たものを作ると自分もお客さんも飽きてしまう。自分がドキドキするようなものを作り続けていきたい。言葉と土の織りなす形たちが和光ホールで集う様子を私も一緒に楽しみたいと思っています」。記憶の中から鮮やかに蘇る、四季折々の万葉(よろずよ)のできごとが満載の滝口ワールドをぜひご堪能ください。

スケジュール

2020年10月15日(木)〜2020年10月21日(水)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/693
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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