ジョアンナ・タガダ・ホフベック 「わたしがつくったもの」

ニーディ ギャラリー

poster for ジョアンナ・タガダ・ホフベック 「わたしがつくったもの」
[画像: Design: Tilman S. Wedelstein(75W Studio)]

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ニーディギャラリーは、当ギャラリーでは2度目となるフランス生まれのアーティスト、ジョアンナ・タガダ・ホフベックの個展「The Things I Made ― わたしがつくったもの」を開催いたします。最新作となるペインティング、ドローイング、テキスタイル、写真、彫刻、映像作品を発表するとともに、本展は、アーティストの心と、彼女が大切にする大地――人間やその他の動物から、虫、草花、有機物に至るまで、そこで生きるすべての生命体を含む――を巡る旅でもあります。

「Gestures of Love」や「Village」シリーズの、紙やキャンバスに描かれた絵画作品は、主にグワッシュ――美術史上に少なくとも1200年は存在し、フランスでは一般的に小学校から使用されている天然顔料からなる水彩絵具――で制作されています。グワッシュは油彩――アーティストによる過去作品はしばしばそこから発展している――よりも乾きが速く、その結果、生き生きとした筆致で描かれた絵画作品にはエネルギーが満ちています。「The Things I Made ― わたしがつくったもの」は、本年アーティストが仏アルザスで目にしたものからじかにインスピレーションを得ています。ストラスブール近郊の小さな町・オベルネで巣をかけるコウノトリや、ゼラニウムの鉢植え、彼女の家族の有機農園と、30年前に彼女が生まれた村にある有機農場で働きながら観察したことなど。生まれたところに戻ること、土に還ること、種を蒔くこと、希望を持つこと。

この春、ジョアンナ・タガダ・ホフベックによって撮影された、ある一枚の特別な写真があります。それは、撮影のために彼女の庭に広げられた布の上に佇む、薄く軽く、かすかに光輝く玉ねぎの皮の写真です。すばらしい朱色で、まだ半分形が残っており、それがかつて包んでいた食物の輪郭を保っています。歴史を物語る何か――それがどんなに小さくても――は、このシリーズ全体を読み解く重要な手がかりとなっています。「花びら一枚一枚に、世界のすべてが現れている」と、これらの写真とともに、日々記録をつけている日記の中でタガダ・ホフベックは言っています。そしてわたしたちも、彼女の目を通して、その感情に気づき始めるのです。

絵画作品、フィルム写真、そしてテキスタイルの関係もごく近いもので、刺繍で制作された日記は、アーティスト個人の日記に記された覚え書きで構成されており、自然環境に関するリサーチで見つけた憂慮すべき統計からの引用も刺繍され、また不毛な土地に対する危惧はテキスタイルにしっかりと刻まれるなど、彼女の活動は、地球における多様でよりよい未来への、心からの信念を内包しています。

本展と一緒に、プロジェクト「Epistolaire Imaginaire ― わけあうことば」(2014-17年/東京、ロサンゼルス、ロンドン、ストラスブール)のアーカイブ展示、及び新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンの最中、グラフィックデザイナーAlyssia Louと共同でタガダ・ホフベックが考案したfleures.org(映像作品)もご覧いただけます。

メディア

スケジュール

2020年11月16日 ~ 2020年11月29日
開館時間 12:00〜19:00、水曜日は休廊

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