大森牧子「奏でる色」

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アーティスト

大森牧子

同じ場所にいても見るたびに変化し、様々な角度から降り注ぐ光の線のように、キャンバスの上に薄く色彩の層を重ねて画面を構成しています。自身の内面を反映するように、見えるものも変化し、それを取り巻く空気感や音などを色層のみで表現する大森の絵画は、観る者に風景や空間のようなものを連想させることでしょう。作品制作を通じて自分の居る場所からどの様に見えるのかを考察し、自身の中にいつもある本質について模索しているのです。
生活が大きく変化した昨年、家に居る時間が増えたと同時に家の近辺を散歩する事が増え、今まで見えなかった新しい風景を見る事ができたと大森は言います。本展では、変化した生活の中で改めて見返した、昔制作したという版画の習作に、新たに現在の版を重ねた版画作品もアクリル絵画に加えて発表いたします。

スケジュール

2021年1月29日(金)〜2021年2月7日(日)