DIVVY/dual プロジェクト #1 「TYPE – TRACE」

このType Traceは、タイピングの跡を全て記録し、タイピングにかかった時間に応じて、フォントのサイズが大きくなるというソフトウェアだ。

poster for DIVVY/dual Project #1

DIVVY/dual プロジェクト #1 「TYPE – TRACE」

銀座、丸の内エリアにある
巷房 (2)にて
このイベントは終了しました。 - (2006-09-18 - 2006-09-23)

In レビュー by Junko Okada 2006-09-23

これのおもしろい点は2つあると思う。まず1つ目にこのソフトは誤解を生み出すという点においておもしろい。このソフトは文字を打つのにかかった時間を記録し、それを視覚化する。したがって記録された文章を見る人は、タイピングに時間がかかっていれば、その部分の時間を想像で埋めることになる。長い時間をかけて書かれた文章は、とても悩んで書いた文章に見えるかもしれないが、実は別の人とおしゃべりをしていたのかもしれないし、居眠りをしていただけかもしれない。そのずれが興味深い。
2つ目にコンピュータ上で、これまでとは明らかに違う身体感覚を喚起するという点がおもしろい。この展覧会では一番奥の壁に、自動的に動いているパソコンのキーボードの映像が映されており、再生された文章では、タイピングの音が追加される。これらの効果が影響しているのはもちろんであるが、プロジェクターで投影されたタイピングの跡を見ていると、そのタイプする指の動きがリアルに呼び起こされる。この感覚は、普段パソコンを使い慣れてる人の多くが共有できる感覚なのではないだろうか。

Junko Okada

Junko Okada. 1984年熊本生まれ。お茶の水女子大学文教育学部人文科学科美術史専攻4年。現在、MOTというプロジェクトに参加。インタビューなどを行っている。 ≫ 他の記事

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