公開日:2007年12月1日

THE SIX 現場レポート(1)

関東圏6美大から選抜された36作品が展示される、学生運営型の展覧会「THE SIX」の現場リポートをお伝えします。

THE SIX 提供記事

関東圏6美大の芸術祭への出展作品から選抜された36作品が展示される、学生運営型の展覧会「THE SIX」。数回にわたり、この「THE SIX」の準備の様子や開催後の様子などをお伝えしていきます。第一回目は、THE SIXの紹介、各美大での芸祭、THE SIXの搬入の様子などについて紹介します。

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みなさんは美大の芸術祭に行ったことはありますか?このサイトを見ているということは普段からギャラリーに行ったりアートに触れている方々だと思います。しかし、一度も芸術祭に行ったことがない方、ぜひ「THE SIX」にいらしてください!!

近年芸術祭は廃止や、縮小といった現状にあります。この現状をなんとかするのは学生である私たち自身であると思い、立ち上がった企画が「THE SIX」になります。運営委員会の学生が中心となり、各大学の芸術祭実行委員や協力企業を巻き込み、過去に例がないほどの規模の展覧会を開催するまでにいたりました。今回この記事を書かせていただいているTHE SIXプレスの私も武蔵野美術大学に通う現役美大生です。これから、この場を借りてTHE SIXが終わるまで現場レポートをさせていただきます。

THE SIXは東京藝術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学、横浜美術短期大学、東京工芸大学、東京造形大学の6校の芸術祭で選ばれた代表作家を集めた展示会になります。そのため、展示内容も絵画や彫刻だけでなく写真や映像、インスタレーションなど様々です。また、大学によっての『色』がありそれも体感できるかと思います。


写真は多摩美術大学の芸術祭でTHE SIX展示権の受賞の様子と芸術祭の風景です。各大学の芸術祭執行委員の方々の協力があって今までくることができました。多々感謝です。

芸祭の醍醐味の一つはこのお祭り感だと思います。芸大の神輿は芸術大学ならではクオリティーだと思います。もちろんみんな学生がデザイン制作した物です!

芸術祭は美大生にとって年に一度、日々の成果を様々な形で発表する貴重な場となります。今回THE SIXの展示を見てくださった方々が来年は芸術祭に行ってみようだとか、楽しみになっていただけたら幸いです!

続きまして、THE SIXの搬入準備の様子をお届けします。

11月28日ついにTHE SIX横浜赤レンガに上陸です。朝から運営部も展示者も今日一日で展示を完了させるべく走り回っています。

THE SIXでは芸術祭で選出というかたちをとっていますが、展示には各自選ばれた作品をそのまま出してもいいし、展示形態を変え、クオーリティーを上げる為に作りかえたり、まったく違った作品を出展することも自由となっています。東京藝術大学の展示者は芸術祭で選ばれたのが9月9日、一方で多摩美術大学、東京工芸大学にいたっては芸術祭が11月4日と準備する期間に差はあるものの、芸術祭で会った作品からさらにクオーリティーがあがったものとなっていました。

THE SIXのテーマカラーは白と黒です。なぜなら色を持つのは出展者の作品であるからです。それぞれ個性の強い36展示をまとめるのに恥ずかしくない器になったと思います。

内覧会にむけ運営部も展示者も最後の調整を続けてラストスパートをかけています!!まだ作品はお見せすることは出来ませんが、次回以降UPしていきますのでお楽しみにしていてください!

次回は内覧会とレセプションパーティーの様子をお届けします!!

THE SIX

THE SIXとは東京藝術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京造形大学、東京工芸大学、女子美術大学、大阪芸術大学、京都市立造形大学、京都造形芸術大学、愛知県立芸術大学の全国10美術大学の芸術祭の優秀作品を一同に介した展覧会です。【日本の美大生】の今をご覧ください。