公開日:2008年7月18日

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2008 開催迫る

デジタルで撮影・制作された映画を上映する、特色ある映画祭

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭はデジタル機器で撮影され、デジタルで制作された作品だけを上映する特色ある映画祭です。川口市のSKIPシティを会場に2004年にはじまり、今年で5周年を迎えます。

2002年公開の『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でジョージ・ルーカス監督が長編映画としては史上初めての完全デジタル撮影を行ったのを嚆矢として、フィルムを使用しない制作・上映形態として浸透してきた「デジタルシネマ」。現在では新宿のバルト9のように全館デジタルシネマ対応の映画館が登場するなど、目にする機会が増えています。この映画祭では、デジタル・ムービーカメラで撮影され、デジタル上映用に制作された作品のみを4K高精細デジタルシネマプロジェクターで上映する世界で唯一の映画祭です。

映画祭期間中は、世界各国から日本未公開のデジタルシネマ長編映画や、国内の若手クリエイターによる短編映画を上映します。全国でも設置の少ない高精細4Kデジタルシネマプロジェクターによる上映や、来日した各作品の監督によるQ&Aなど、映画祭ならではの楽しみ方ができます。

5周年を迎える今回の映画祭では、招待作品として、舞台上演を高性能カメラで撮影、デジタル上映する新しい映像作品が3作品上映されます。

●山田洋次監督がはじめて手掛けるシネマ歌舞伎:『人情噺文七元結』
●ミュージカル舞台を映画館上映用に制作したLivespire(ライブスパイア)2作品:
舞台『FROGS~フロッグス』映画館上映版
音楽座ミュージカル『メトロに乗って』映画館上映特別版)

また、映像クリエイターの方には必見の無料シンポジウムや、親子向けアニメ作品の無料上映、市民イベントなども開催されます。

kaori_sakai

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