武蔵野美術大学は9月18日、無料のiPadアプリ「MAU M&L 博物図譜」のバージョンアップならびにiPhone/iPod touch版をローンチした。
同アプリは、武蔵野美術大学 美術館・図書館に所蔵されている17世紀から19世紀の解剖図、自然誌、航海記などの貴重書を解説と合わせて閲覧することができる。
iTunesプレビューのカスタマーレビューでは、
「とても美しい図版で眺めているだけでも時代の空気が蘇るようです」
「これが無料は信じられない。とにかく図録の量も多く、資料価値が高い。図版のクオリティの高さに惚れ惚れする」
とユーザから高い評価を得ていることが分かる。
今回のバージョンアップの目玉は、同大学客員教授の荒俣宏氏解説による映像コンテンツ『博物図譜の楽しみ方』を新しく収録していること。貴重書に興味を持ちはじめたばかりのユーザーにとっても、より使いやすく、また理解を深められるように改良された。
また、バージョンアップとあわせて、アプリのiPhone/iPod touch対応も施された。iPhone/iPod touchユーザの方は、ぜひこの機会に無料でダウンロードしてほしい。
武蔵野美術大学 美術館では、アプリ関連企画展『博物図譜とデジタルアーカイブ V』が10月6日(土)まで開催されているので、アプリのみならず併せて観に行くのもおすすめしたい。
■関連リンク
iTunes App Store「MAU M&L 博物図譜」
執筆:岡徳之(tadashiku)