世界的注目を集めるストリートアーティスト・JRが日本でアートプロジェクトを実施中!!

【Art Beat News】東北の人々の巨大ポートレートを町中に展開するビッグプロジェクト、現在支援を募集中。

In Art Beat News by Art Beat News 2012-11-15

今、世界中で注目を集めるストリートアーティスト「JR」をご存知だろうか?

パリを拠点に活動するJRは、自由やアイデンティティをテーマとした巨大なグラフィティ作品を用いて、世界中にメッセージを送る活動を繰り広げるアーティストだ。

2008年からスタートしたプロジェクト《Womens are heroes》では、戦争、貧困、暴力や抑制の犠牲となる女性たちの威厳を取り戻すため、ブラジルやインド、カンボジアやアフリカなど世界各国の都市を舞台に女性たちのポートレートを撮影。それらを巨大プリントに印刷し、現地の壁や屋根に貼り付けるプロジェクトを敢行し、世界中で大きな話題を集めた。

後にこのプロジェクトが評価を受け、JRはアメリカ発のカンファレンス型イベントTEDで「2011 TED Prize」を受賞。これまでU2のボノや元アメリカ大統領ビル・クリントンらが受賞した名立たる賞において、賞金10万ドル(約800万円)を獲得した。

受賞後、JRは世界中で誰でも参加できる新たなプロジェクト《Inside Out》を始動した。ここでは参加者が自身のポートレートを撮影し、画像をJRのプロジェクトウェブサイトへ送信。アップロードされたこれらのポートレートは巨大なポスターとなって参加者に返送される。参加者がそれぞれ自身の好きな場所(自宅やオフィスの窓、廃墟ビルの外壁など)にポスターを貼っていく。展示の様子はウェブ上で閲覧可能で、世界のそこかしこで発信される個人の姿やメッセージを見ることができる。

今回、日本の《Inside Out》プロジェクトでは、ポートレートを撮影するフォトブースと巨大ポスターを印刷するプリンターを配備した専用トラックが、今年11月から東北の被災地を巡っている。今後は被災地の人々の素顔が東北の至る箇所に溢れ、大きな屋外展覧会が始まることだろう。



《Inside Out》プロジェクトの日本でのプロデューサーを引き受けたワタリウム美術館は、現在このプロジェクトを遂行するべく、トラックの移動費やインク、紙の実費などの実施費用をクラウンドファンディングサービス CAMPFIREで募集している。興味のある方は、ぜひ彼らのプロジェクト支援を考えてみてほしい。

なお、東北の被災地を巡った後は、東京・ワタリウム美術館でアジア初の個展が予定されている。今も着々と進められる本プロジェクト、完成の行方が楽しみだ。

■プロジェクト支援要項
CAMPFIRE – 最も世界の注目を集める写真家、JRが日本でアートプロジェクト<インサイドアウト>

JR プロフィール
フランス出身、1983年生まれ。現在、パリとニューヨークを拠点に世界中で活動を続ける活動家。2007年、第54回ヴィネチア・ビエンナーレ、08年、「時代の肖像展」(テート・モダン)、11年の「パリ・デリー・ボンベイ展」(ポンピドゥー・センター)などに参加。2013年2月9日〜6月2日、東京・ワタリウム美術館でアジアで初の個展を開催する。
JR ウェブサイト

執筆:塚田有那

Art Beat News

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