公開日:2013年10月10日

高松宮殿下記念世界文化賞でF・コッポラ、アントニー・ゴームリーらが受賞。

【Art Beat News】芸術・文化のノーベル賞?! 世界に名立たる巨匠に贈られる国際賞が発表!

9月17日、世界の優れた芸術家たちに贈られる高松宮殿下記念世界文化賞の第25回受賞者が発表された。今回の受賞には、映像・演劇部門に『ゴッドファーザー』で世界的ヒットを獲得したフランシス・フォード・コッポラ、彫刻部門には自らの身体で型を取った等身大の人体彫刻で知られるイギリス人アーティスト、アントニー・ゴームリー。そして絵画部門では今年4月から9月までルーヴル美術館で回顧展が開催されたイタリア人アーティスト、ミケランジェロ・ピストレット、建築部門に2012年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で総合ディレクターを務めたデイヴィッド・チッパーフィールド、また音楽部門には、世界的なテノール歌手であり、オペラなどの芸術監督もこなすプラシド・ドミンゴがそれぞれ受賞した。

1988年に日本美術協会によって創設されたこの栄誉ある賞は、「全人類の財産である芸術の創造者たちに感謝と敬意を捧げ、永遠に讃える」ことを基本理念とし、毎年6人の国際顧問によって、各々の地域の委員会から推薦された候補者の中から5人の芸術家を決定している。国際顧問には中曽根元総理、元メトロポリタン美術館理事長のウィリアム・ルアーズなど錚々たる面々が名を連ねる。

■関連ウェブサイト
高松宮殿下記念世界文化賞 公式ウェブサイト

Text: Arina Tsukada

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。