「シンガポールビエンナーレ2013」が、10月26日よりシンガポール美術館やシンガポール国立博物館など9つの会場にて開催されている。
4回目となる今年は、“If The World Changed”をテーマに掲げ、東南アジアの文化・芸術の専門家27人が共同でキュレーションした、日本を含む13ヶ国82のアーティストの作品を紹介している。
現地で実際にビエンナーレを訪れた筆者が、シンガポール美術館で展示されている作品の一部をご紹介する。
そして最後は、日本から出品のチームラボの作品。展示室に入るまでにひと際長い列ができていた。
チームラボの「Peace Can Be Realised Even Without Order」(邦題「秩序がなくともピースは成り立つ」)は、照明の落とされた暗い空間に設置された透明なスクリーンに、農民や鳥獣戯画を思わせる動物など56体のCGキャラクターを投影したインスタレーション作品。キャラクターたちはそれぞれの楽器で音を奏で、踊っているが、やがて周囲に影響を受けて全体でひとつの音楽を演奏するようになる、というものだ。
■関連リンク
シンガポールビエンナーレ2013
http://www.singaporebiennale.org/
執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)