公開日:2014年1月30日

Apple30周年! 特設ウェブサイトに真鍋大度、高木正勝らが登場!!

【Art Beat News】Macと共に表現を革新してきたアーティストたち

「あなたが初めて出合ったMacはなに?」
このシンプルな問いかけに、あの日の興奮を思い出すひともいるかもしれない。
1984年、スティーブ・ジョブスらが「驚くべき改革をもたらす」と宣言して登場したマッキントッシュ・コンピュータ。30年の月日を経たいま、あらためてMacの歴史を振り返る特設ウェブサイトが公開された。
PowerbookからiMac、Mac Book Pro、Mac Book Air、Mac Miniまで、Appleファンなら誰しもが覚えた製品アーカイブだが、ここでは、Macの変遷と共に表現を革新してきたクリエイターたちをムービーと年表軸で紹介している。

特筆すべきはそのラインナップだ。
全世界のクリエイターを代表する30人のうち、栄誉なことに3人もの日本人が選出されている。

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特別ムービーに何度も登場し、大きなインパクトを残したのはライゾマティクスの真鍋大度。
真鍋は「Exploring frontier of art(アートの最先端を切り開く)」なアーティストと称されているが、
2012年に選ばれた理由として、自身の作品『face visualizer』などのパフォーマンスにMac Book Proを用いていたことが大きいようだ。

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また、映像作家・音楽家の高木正勝は「Breaking down musical barriers(音楽の境界を壊す)」。
Macがエレクトロニカとフォークミュージックのなめらかな融合を可能にしたことにより、新たな音楽のジャンルが誕生した。
高木の音楽は正にその真骨頂であり、Macなしでは現在に至る彼の音楽性は生まれ得なかっただろう。

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もうひとりの日本人は、医療手術を画期的に効率化させたデバイスを開発した医師・杉本真樹。ほかにも、グラフィックデザインのあり方を変えたデビッド・カーソン、全く新しいアートフォームを生んだテクノロジストのジョン前田、ファッションショーに改革をもたらした世界的フォトグラファーのニック・ナイトなどが名を連ねる。いま現在、当然のように使われているアート表現も、すべてはテクノロジーの革新から始まったもの。今一度、Macとクリエイティブの歴史を再考するのも良いだろう。

Apple30 公式ウェブサイト

Text: Arina Tsukada

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