公開日:2014年5月20日

アイウェアブランドJINSのアートプロジェクト始動! 第一弾は泉太郎!

【Art Beat News】気鋭のアーティスト・泉太郎が表現する「視覚とメガネの関係」とは?

ファッショナブルなメガネショップ、JINS(ジンズ)がアートプロジェクトを始動。第一弾として、新進気鋭の現代アーティスト・泉太郎が抜擢された。泉といえば、ときにコミカルなパフォーマンスや独自の映像やインスタレーションで観る人に日常の気付きや視点のズレを誘い、国内外から高い評価を受けるアーティスト。今回、泉は1500種類を超えるメガネや日本初導入のレンズ自動加工システムなどを見学し、JINSのブランドコンセプトにインスパイアを受けた作品を制作。独自の泉ワールドが旗艦店「吉祥寺ダイヤ街店」の店舗空間を舞台に展開される。

泉太郎《ウインクライオン》 2013
泉太郎《ウインクライオン》 2013

今回の新作は、「視覚とメガネの関係を表現する」という着眼点に基づいた2作品。ひとつめの《ウインクライオン》は、その名の通り片目をつぶった「ウインク」をテーマとしている。20年来メガネをかけ続けている泉だが、はじめに通常の(メガネを装着した)状態でドローイングを描き、次にメガネを外してぼやけた状態で模写を行うことで、視覚を制限された「ウインク」を新たな視点で表現した。

泉太郎《北極》 2013
泉太郎《北極》 2013

30点のドローイングが並ぶ《北極》は、同じくメガネを外して虎や猿、果物などのドローイングの模写を繰り返したシリーズ。はじめの認識からモチーフや色がどんどんと変化していく様子を描くことで、ピントがずれた状態に生じる人間の視認を問い直すユニークな作品だ。

JINS 吉祥寺ダイヤ街店
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8-1
営業時間: 10:00 〜 21:00
公式ウェブサイト

Text: Arina Tsukada

Art Beat News

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