公開日:2014年4月2日

DNPアートコミュニケーションズ、4美術館の所蔵作品画像データ貸出サービスを開始

【Art Beat News】東京国立近代美術館・京都国立近代美術館・国立西洋美術館・国立国際美術館が対象

美術関連のコンテンツビジネスを行うDNPアートコミュニケーションズは、独立行政法人国立美術館が運営する美術館の所蔵作品画像データ貸出サービスを開始した。今回の画像貸出サービスの対象となるのは、下記4館の所蔵作品。

・東京国立近代美術館(東京都千代田区)
※本館と工芸館の作品画像のみ
・京都国立近代美術館(京都府京都市)
・国立西洋美術館(東京都台東区)
・国立国際美術館(大阪府大阪市)

開始当初は、約1,000点の高精細なデジタル画像データの貸し出しを行う。貸し出し画像数は、利用者の要望に基づいて随時増やしていく予定。利用者は、DNPアートコミュニケーションズのウェブサイト「Image Archives(イメージアーカイブ)」で、使用したい作品の画像貸し出しの申し込みが可能。受け取りは、サイトからのダウンロードか、CD-Rでの送付を選択できる。

貸し出しが行われる、クロード・モネ「睡蓮」(1916年)国立西洋美術館蔵 Photo:NMWA/DNPartcom
貸し出しが行われる、クロード・モネ「睡蓮」(1916年)国立西洋美術館蔵 Photo:NMWA/DNPartcom

画像データは、出版物(書籍、雑誌、教科書、教材等)、TV番組・ビデオ・DVDなどの映像、デジタル商品(電子書籍等)のほか、広告や商品などに利用できる。画像利用料は、利用する用途および数量やサイズによって異なるため、ウェブサイト「Image Archives」の「DNPイメージアーカイブ画像貸出利用料金表」を確認してほしい。

今後の展開についてDNPアートコミュニケーションズは、「利用者の要望に応じて取り扱い作品数を増やしていくとともに、国内外の美術館や博物館の提携先を拡げ、美術と歴史の専門フォトライブラリーとしてコンテンツを充実させていく。また、利用者の利便性を向上するため、美術作品に関わる権利処理業務やコンサルティング業務を拡充していく」という。

DNPアートコミュニケーションズ ニュースリリース

執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)

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