TABレポ「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」

東京都庭園美術館で、異界に出会う展覧会。

poster for Masks – Beauty of the Spirits

「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」

恵比寿、代官山エリアにある
東京都庭園美術館にて
このイベントは終了しました。 - (2015-04-25 - 2015-06-30)

In フォトレポート by Chikako Yamamoto 2015-04-24

港区の東京都庭園美術館にて、4月25日(土)より「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」が開催されます。内覧会では初夏を感じさせるような陽気の中、建物内に瑞々しい自然光が差し込んでいました。

本展では、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められたケ・ブランリ美術館の所蔵作品より、各地のマスク(仮面)約100点を展示。フランスよりキュレーターのイヴ・ル・フュール氏自らが展示チームとともに来日し、アール・デコ建築が特色の旧朝香宮邸の空間に合わせて展示を構成しました。

自然光が差し込む明るい展示室で見るマスクは、新鮮な印象。それぞれの地域・部族で様々な意味をもち、見えざるものと通じる手段として用いられてきた。

書斎にあらわれた異形の仮面たちにドキリ。1階は公的な空間に合わせ、2階は私的な空間に合わせて展示が構成されている。

旧朝香宮邸が作られたアール・デコの時代は、アフリカ・オセアニア地域の土着的なオブジェが西欧に注目された時代でもあった。

仮面の裏側

世界各国のマスクが、庭園美術館の建物のあちらこちらに姿をあらわす今回の展示。アール・デコの建物とマスクによる、新たなインスタレーションのように感じました。マスクを着用する時に、異界と通じるのはマスクの向こう側。仮面の裏側に回ると、自分の知らない世界にあっという間に吸い込まれてしまいそうです。それは恐ろしくもあり、快感でもあるような不思議な瞬間です。

ル・フュール氏は、光の入り方や反射まで、展示室の全てが計算されているといいます。多様なマスクはもちろんのこと、マスクに重なって展示ケースのガラス面に映り込む自分の姿さえもが、異界への道を感じさせるようでした。

360°から鑑賞できる作品では、ぜひ裏側にも回ってみてください。

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マスク展 オリジナル・グッズ

Chikako Yamamoto

Chikako Yamamoto. ブラジル生まれのスペイン育ち。バルセロナでは現地の現代美術家コミュニティとのかかわりの中で育ち、帰国後、アートや美術館が身近な存在でないことにカルチャーショックを受ける。大学卒業後は一般企業に就職。紆余曲折を経て、2011年2月よりTokyo Art Beatに加わる。 ≫ 他の記事

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