京都の文化財の舞台上に、吉岡徳仁によるガラスの茶室が出現!

【Art Beat News】日本三大不動の青不動明王を納める青蓮院・将軍塚青龍殿

In Art Beat News by Art Beat News 2015-04-01

京都とイタリア・フィレンツェの姉妹都市提携から50周年を記念し、京都府・山科の青蓮院・将軍塚青龍殿にてデザイナー・吉岡徳仁による特別展覧会『ガラスの茶室—光庵』が開催される。展覧期間は2015年4月9日(木)から。2017年6月20日追記:2017年9月10日(日)まで開催

《光庵》とは、透明なガラスで構築された茶室。本展覧会では吉岡のデザインした透明の茶室が京都の将軍塚青龍殿大舞台にて奉納展示される。大舞台は標高約220メートルに位置し、京都市街を一望することができる。本展覧会では透明なガラスで囲まれた茶室によって自然の要素を感知し、自然と一体化することで、日本の思想・文化の原点を見ようとする狙いがある。吉岡は以前から日本人の自然観に関心を抱いており、日本人が自然からエネルギーやオーラのようなものを知覚する際の空間性に着目していたという。

本作品のアイデアは2002年に構想された《透明な日本家屋》に端を発し、2011年の第54回ヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展Glasstress2011には、日本文化を象徴する茶室建築プロジェクトとしてガラスでできた茶室《光庵》が発表されている。

なお、京都の将軍塚青龍殿には日本三大不動の1つに数えられる国宝、青不動明王像が奉納されている。青不動明王像は平安仏画の最高傑作とも言われ、後世において不動明王を描く際の手本にもされた歴史的に重要性の高い仏画。2010年より修復が進められ、2014年秋には5年ぶりに御開帳された。

茶室という日本独自の小宇宙的な空間性は、透明化した茶室によって一層際立つことになる。歴史的な価値も高い青不動明王とあわせて、吉岡徳仁が提示する空間に触れてみてはどうだろうか。

■関連ウェブサイト
吉岡徳仁デザイン事務所  
http://www.tokujin.com
青蓮院門跡
http://www.shorenin.com/
Kansai Art Beat 吉岡徳仁 「ガラスの茶室 – 光庵 – 」ページ
http://www.kansaiartbeat.com/event/2015/87DD

(Text: 玉田光史郎 Koushiro Tamada)

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