「好き」を買う ― スパイラルでのアートフェア「蒐集衆商」開催中

遠山正道や、minä perhonenのデザイナー皆川明などクリエイティブ業界の著名人“目利き”によるセレクト作品も多数

poster for Spiral take art collection 2017 “Shu Shu Shu Show”

「spiral take art collection 2017 蒐集衆商」

表参道、青山エリアにある
スパイラルにて
このイベントは終了しました。 - (2017-12-15 - 2017-12-25)

In フォトレポート by oboko 2017-12-19

毎年恒例の冬の表参道スパイラルでのアートフェアが始まった。自分へのご褒美に、誰かの贈り物に、はじめてのアート作品購入に「買いたい」と思わせるさまざまな工夫が見られる。

今年は、12年ぶりに、スパイラル開館初期の1988年から行われていたtake art collectionという名に戻して、コンセプトをリニューアルした。文化感度の高い都市生活者を対象に、若手から大御所までの国内外のアート作品をテイク・アウトできるという、コレクションのおもしろさでアプローチしている。

会場は、集落をイメージした展示構成で、散策しながら、様々な作品と出会えるような仕掛けとなっている。
2017年は、ZOZOTOWNのスタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作が5月に123億円でジャン=ミシェル・バスキアの作品を落札したニュースがあり、雑誌などでアート作品を買う事が特集されることも多かった。しかし未だに、作品を買ってコレクションすることは、贅沢で高価でハードルが高いと感じている人も多いのではないだろうか。

そんな中で、今回の、スパイラルのtake art collectionのテーマは『蒐集衆商(しゅうしゅうしゅうしょう)』で、「蒐集する悦び」「コレクションの魅力」に焦点を当てている。
ギャラリーがセレクトした作品に加えて、「Soup Stock Tokyo」などを展開する株式会社スマイルズ代表取締役社長の遠山正道や、minä perhonenのデザイナー皆川明をはじめとする、自身も作品をコレクションし自宅で楽しんでいるようなクリエイティブ業界の著名人の“目利き”によるセレクト作品も展示・販売しているのが見どころだ。美術作品に限らず、骨董、本、工芸、アクセサリーなど多岐にわたるセレクト作品から、彼らの興味や好みが垣間見えて、「好き」を軸にしたコレクションを育てていく楽しさに共感できる。
公式サイトにて、セレクターと各ギャラリーの展示作品を一部閲覧することも可能だ。

アンスティチュ・フランセ アルゼンチン 文化プログラム主任・キュレーターのエレーヌ・ケルマシュターのセレクトによる、吉野祥太郎の作品

作品の価格帯も1万円以下のものから数百万円のものまで例年より幅広い。ものによっては1万円以下でも買える。手が届く価格で作品を買うことが、ぐっと身近に感じる。作品に込められている物語や制作秘話も聞きながら、自宅に飾り、好きなものがだんだん増えていくようなアートコレクションを育てていくことを構想しながら楽しんでみてはいかがだろうか。
帰りは、表参道のイルミネーションもきれいですよ。

minä perhonenのデザイナー皆川明によるセレクト

*番外編*
買った作品のために、平面なら額、立体は展示箱に悩む方へ、リーズナブルに買えるものとして、おすすめしたいのは、以下の2つ。

IKEA SYNAS LEDライトボックス(写真左)
上面が蓋になっているので、気軽に中身を出し入れできるのが便利。底面はLEDライトで、照明演出もしてくれる優れもの。
無印良品 アクリルピクチャーフレーム(写真右)
写真やリトグラフ・版画などの作品に最適。透明のフレームは作品に干渉せず、埃などから保護してくれる。

■spiral take art collection 2017 蒐集衆商
前期:2017年12月15日(金)~18日(月)
後期:2017年12月20日(水)~25日(月)
※19日は入替えのためクローズ
開館時間:11:00〜20:00
入場:無料
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)

主催: 株式会社ワコールアートセンター
企画制作: スパイラル

oboko

oboko. 1988年生まれ。「いま・ここ」に生まれてくるサイト・スペシフィックな作品に特に興味がある。アートコレクター初心者。展示企画・翻訳などもします。 ≫ 他の記事

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