レビュー
横浜トリエンナーレ2005
2001年に引き続き、今年2回目の開催となる現代美術の祭典<横浜トリエンナーレ2005>が、横浜山下ふ頭の巨大な倉庫をメイン会場に開催されている。国内外より約80名のアーティストが参加するこの展覧会では、海辺の倉庫という会場の特殊性や、「アートサーカス(日常からの跳躍)」というテーマに沿った、多様な美術作品を見ることが出来る。
坂茂:災害支援と学生参加の建築
かつて東ドイツでは「トラバント」という紙製の車が製造されていた、というまことしやかな話を時々耳にする。だがよくよく調べてみるとこれは、紙を幾重にもコーティングしたものをそのトラバントの車体として利用していたということらしい。
アニッシュ・カプーア 「JAPANESE MIRRORS」
晴れた日を選んでいらっしゃるのが理想的ですね。日暮里駅から谷中墓地を抜けてゆくと、SCAI THE BATHHOUSEに到着するまで、さまざまな風景に出会えます。もう紅葉はだいぶ落ちてしまいましたが、真冬へ向かう外気の厳しさに、低層から拓けた空の広さに、枯れ枝の走りが描く見事な紋様に、あるいは一本の並木道を違うスピードで行き交う人々に───絆されたり、目を奪われているうち、あっというまにSCAIの入り口の暖簾に着いてしまいます。
李禹煥 余白の芸術
年末まで横浜美術館では『李禹煥-余白の芸術』展が開催されている。李禹煥は言うまでもなく、もの派の代表的な作家として知られているが、彼のここ15年程度の足跡を追うことができる。前半が、リテラルな余白の芸術とも言える、白とグレーを基調にした絵画作品、後半は鉄と石を題材としたオブジェが展開されている。
ヴィヴィアン・ウエストウッド展
「素敵な服は、素敵な場所へ連れて行ってくれる。素敵な経験と人生を、あなたに選ばせる。」と、迷いなくヴィヴィアン・ウエストウッドが言い、あなたは納得して、ぴんと張った綱を渡る。転げて落ちないよう、慎重に。挫けないよう、堂々と。
BankART Life: 24時間のホスピタリティー
先日、友人と横浜トリエンナーレに足を運んだ。なんとなく事前に入ってきていた情報からもイマイチ感があり、横浜育ちとしては気が進まなかったのだが、やはりイマイチだった。
シュテファン・バルケンホール「木の彫刻とレリーフ」
シュテファン・バルケンホール(1957-)の作品は、主にどこにでもいるような普通の人物を象った具象彫刻と、同じく人物を表象したレリーフに大別される。とはいえ、今回出品されている作品だけを見ても、そのほかに動物の彫刻(「仰向けのシマウマ」「プードル」)あるいは「エレファント・マン」といったようなそのどちらにも帰属しえない作品も多数あり、実のところ彼の作品の全体像を単純な言葉で描き出すのはきわめて難しい。
岩野仁美 展 『Whereabouts』
岩野仁美は、学生時代より一貫して「木目込み」という筋彫りに布を入れ込んでいく伝統的な手法を応用して、平面・インスタレーション作品を制作している。オリジナルのキャンバスを用いて線画部分を立体的に彫りつけることで輪郭を描き、その筋彫りごとに彩色豊かなテキスタイルを貼り付けていくことで植物などのイメージを描く。
リチャード・ウィルソン「Break Neck Speed」in 横浜トリエンナーレ2005
横浜港の倉庫に大きな白いトラックが乗り付けられ、その荷台の扉が勝手に開いていく。次の瞬間、そこから一筋の炎(ロケット花火の一種だろうか)が外に飛び出る。
大橋 渉個展 YOSHIDATE パン HOUSE
私が展示室におじゃました夕刻は、折よくパンが焼ける香りでいっぱいだった。入り口から少し覗くと、作家の大橋さんとYOSHIDATE HOUSEオーナーの吉田さんがにっこり迎え入れてくれた。たぶんこういう雰囲気が、この展覧会の核なんだと思う。
ゲルハルト・リヒター展
千葉県の川村記念美術館で開催されている本展は、ドイツの画家ゲルハルト・リヒター(1932-)の日本初の本格的な回顧展である。リヒター自身については改めて紹介するまでもないと思うので、ここでは本回顧展の持つ意義について述べておきたい。
SARAH MOON オリジナルプリント展
日大芸術学部の図書館に用があり行ったところ、偶然出くわしたのがこの「SARAH MOON オリジナルプリント展」であった。
河野紋子 「Nothing, I was just thinking aloud.」
ほとんどの方はそうだろうが、私は作家のアトリエに遊びに行ったり、制作風景を見せてもらう機会があまりない方で、この展覧会のように公開制作と言うよりはほとんど作家のお部屋状態を見せられたりするとかなり興奮してしまう方だ。
ジグマー・ポルケ展
本展はドイツの画家、ジグマー・ポルケの日本初の個展である。1941年生まれのポルケは同世代のリヒター、キーファーらと並んで既に世界的に高い評価を得ているが、これまで日本でまとまった数の作品が公開されることはなかった。そうした意味で今回の展覧会は待望の個展ということになる。
ジグマー・ポルケ展
私は絵を描かない(描けない)が、もし自分が美大の学生だったら、何か盗めないかと思って色めき立ったに違いない。そんなことを感じたのも、会場である上野の森美術館はVOCA展が開かれる場所だという印象が強くて、絵画(平面)作品の現在的な課題を教科書的に幅広く見渡すことができるVOCA展と、つい比べてしまったからである。
トランスファー
TABlogライターでもある奥村雄樹。彼の代表作品と言えば、「爪」の切れ端や「陰毛」を使ったアクセサリーのような作品、「唾液」を用いた映像作品など、通常美術作品としては利用されえない人体の一部、しかも「きたない」部分を使った作品で知られている。
東京アートビートの1周年記念パーティー!
ご報告遅くなりました。先日のTAB一周年記念パーティはかなりの盛り上がりで、なんと400人以上の方が来てくださいました。場所のスーパーデラックスとしても記録的な数だそうです。改めまして、お越しいただきました皆様、本当にありがとうございます。
シュヴァンクマイエル展
シュヴァンクマイエル展とある美しい秋空の午後。
イサム・ノグチ展
イサム・ノグチが生涯をかけて夢見つづけた広大な彫刻作品、《モエレ沼公園》が没後17年の時を経て、今年7月にグランドオープンを迎えた。
青木繁-「海の幸」100年 at ブリヂストン美術館
この秋、およそ2年ぶりに青木繁の「海の幸」を東京で見ることができる。ブリヂストン美術館で現在開催中イベント(10 日(月/祝)まで)の「青木繁-《海の幸》100年」は、展示室の一部のみを使った特集展示ではあるが、石橋財団所蔵の青木繁作品約20点をまとめて鑑賞することができる貴重な機会となっている。青木直筆の手紙や、制作者不明の「海の幸」の精妙な模写などといった珍しい資料もあわせて展示されている。
恋よりどきどき-コンテンポラリーダンスの感覚
10月1日より、東京都写真美術館にて開催中の<恋よりどきどき-コンテンポラリーダンスの感覚>。展覧会名に目を見張った方も多いのではないだろうか。
「写真はものの見方をどのように変えてきたか」第四部~「混沌」~
今年の4月から始まった東京都写真美術館の開館10周年記念特別企画展も今回の第四部で終わりとなります。
東京アートビートの1周年記念パーティー!
Tokyoartbeat.comの1周年記念パーティーに是非お越しください。日本の、または外国からのアートファン並びに、クリエイター達のすばらしい交流の場です。また、この東京=都市のエキサイティングなざわめき、テレビなんかよりもずっと興味深いエンターテインメント、そして、これまでにない幅広くてリッチな情報を発信するTABの1歳のお祝いです。
デザインフェスタでのインスタレーション
先日のデザインフェスタには行きましたか?
