
Tokyo Art Beatでは有料会員向けの美術館割引サービス「ミューぽん」を、常時複数館を対象に提供している。ここでは、日本に根付く美意識に触れる4つの展覧会を紹介。まだサービスを使ったことのないユーザーの皆様も、ぜひラインアップをチェックしてみてほしい。
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季節のうつろいに寄り添い、変幻する自然と交感してきた日本人は、美術工芸においても主題や意匠、技法や素材を駆使して、多彩な表現を生み出してきた。
本展では細見コレクションを中心に、水辺の景色やそこに暮らす人々を描いた絵画、水の意匠を持つ工芸作品のほか、水を想起させ、涼を呼ぶ作品を紹介。水とともに生き、育まれた感受性の伝統を体感できる。青木木米、池田孤邨、鈴木其一、酒井抱祝らの作品を展示。
会場:細見美術館
会期:6月13日〜8月2日
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時充ちて、志を同じくする者集り、茲に「日本民藝美術館」の設立を計る
この高らかな宣言から始まる「日本民藝美術館設立趣意書」(1926)。当館創設者の柳宗悦(1889〜1961)、陶芸家の河井寛次郎(1890〜1966)と濱田庄司(1894〜1978)によって前年末に「民藝」という言葉が作られたことを受け、直ちにこの一文が起草された。無名の職人による平凡な「下手もの」にこそ非凡な美が宿る、という柳の逆説的な主張は、多くの賛同者を得て全国へと広がった。日本民藝館が実際に開館を迎えたのは、趣意書の刊行から約10年後の1936年で、これは日本の美術館史においても、極めて早い時期の開設だった。
本展では設立までの道のりと、新たな美の概念を提示した「日本民藝館」という美術館の存在を、改めて見つめ直す。
会場:日本民藝館
会期:6月6日〜8月12日
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朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)初代社長・山本爲三郎(1893〜1966)は、民藝運動をその初期から篤く支援。アサヒグループ大山崎山荘美術館所蔵の山本爲三郎コレクションは、民藝運動の中心的人物であった河井寬次郎(1890〜1966)と濱田庄司(1894〜1978)の作品が主要な部分をしめる。
本展は、若き魂を共鳴させたふたりの人生をたどりながら、それぞれの道を追求しつづけた両者の作品の魅力をご紹介します。
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
会期:3月20日〜9月6日
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山室眞二(1939年生まれ)は50年以上にわたり、じゃがいもを版とする薯版画を独学で創作し、その表現を深めてきた作家だ。生ものであるため数時間しか使えない版を丹念に重ねて作られた作品には、植物や虫、鳥など鎌倉で出合ったものが取り上げられており、身近なものを慈しむ作家のまなざしと薯版への探求心が込められている。さらに、造本や装幀も手がける山室は、画文集や詩人との共同制作など言葉の世界でも活動している。
本展ではこれまでの薯版画作品や装幀を担当した書籍に加え、親交のある志村ふくみの言葉から着想された新作《志村ふくみの言葉 百葉筥》(全100点)も展示。小さなじゃがいもから広がる豊かな表現を楽しめる。
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
会期:5月30日〜9月27日
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こちらの記事では6月の「ミューぽん」が使えるおすすめ展覧会も公開中。あわせてチェックしてほしい。
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