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中世の陶磁

東京国立博物館
終了しました
陶磁の世界では、平安時代の末には古代とは明らかに違った様相が見え始めます。壺(つぼ)・甕(かめ)・鉢(はち)といった器種にしぼった新しい窯業形態の成立があり、これをもって中世陶磁の始まりとされています。
 中世の陶磁は窯(かま)をはじめとする技術の系譜からは、大きく二つの系統に分けられます。一つは平安時代に灰釉陶(かいゆうとう)を焼いた愛知県の猿投(さなげ)窯の技術系譜にある窯であり、いま一つは須恵器(すえき)以来の技術を展開させてゆく窯です。
 作られた製品もふくめて見てみましょう。須恵器の系譜をひく窯は、釉薬(ゆうやく)を掛けないで壺・甕・鉢といった日常雑器を専門に作る窯であり、珠洲(すず)・備前(びぜん)などが有名です。猿投窯の系譜をひく窯には無釉の大形雑器を焼く窯として渥美(あつみ)・常滑(とこなめ)や信楽(しがらき)・越前(えちぜん)などがあり、中国陶磁を写した高級施釉陶を焼く窯として、瀬戸(せと)があります。
 時代によって、あるいは系譜によって広がりを見せている中世の陶磁をご覧ください。

スケジュール

2004年9月1日(水)〜2004年12月12日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=801
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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