横山大観と近代日本画の巨匠たち

茨城県天心記念五浦美術館

終了しました

アーティスト

横山大観、竹内栖鳳、菱田春草、安田靫彦、上村松園他

水戸市出身の横山大観は，伝統的絵画の上に西洋絵画の長所も生かしながら新たな時代にふさわしい日本画を創造するという岡倉天心の理想に従い，気概をもって実践した近代日本画壇を代表する画家の一人です。そして大観と共に日本画の革新に力を尽くしたのが，天心を中心に結束した日本美術院の画家たちであり，天心没後もその精神は再興日本美術院に受け継がれてきました。一方京都では竹内栖鳳が中心となり，円山・四条派の伝統を基盤に，西洋感覚を取り入れた日本画の改革が進められました。いわば大観，栖鳳らが東西画壇を牽引し，それが両輪となって近代日本画を発展させてきたといえるでしょう。
国内屈指の日本画コレクションを誇る足立美術館（島根県安来市）の所蔵品で構成する本展覧会では，近代日本画の巨匠たちが描いた珠玉の名品６７点を展示します。横山大観をはじめ，菱田春草，安田靫彦，竹内栖鳳，上村松園らが描いた明治から昭和に至る近代日本画の魅力をお楽しみください。

スケジュール

2005年1月2日(日)〜2005年2月17日(木)