三田一雄展

Gallery21yo-j

終了しました

アーティスト

三田一雄

作品と鑑賞者、展示空間をできるかぎり分断せず、その場に存在する全てのものが相互に影響しあうよう、作品固体だけでなく、それをとりまくものを生かした形態を作っていきたいと思っています。観る人と作品が互いにかかわりあって初めて生まれるものがあると思うからです。紙やダンボールは量感や存在感は他の素材に比べて希薄ですが、ちょっとした日差し（照明）の変化や空気の流れに敏感で、空間性を感じさせることができると思います。私の作品はダンボールの断面をつかうことで、作品が空間（空気）に包まれていることを示し、かたちと空間が一体のものである、と考えています。本来作品があるなしにかかわらず、空間にはあらゆるかたち（心ともの）が内包されているといえます。美術作品の展示空間という特殊な状況のみならず、私たちの生きている世界が同じように色々なものとかかわりあっていると考えています。

スケジュール

2005年11月7日(月)〜2005年11月17日(木)