終了した展覧会・イベントです

シルヴィア保田 + 志田政人 「ステンドグラス-光の織りなす形態の精神」

ギャラリー TOM
終了しました

アーティスト

シルヴィア保田、志田政人
本展は、彫刻家・保田春彦氏の夫人(故人)シルヴィア・保田によるデッサン、コラージュなどの造形的な作品を、志田政人が色と光の交響であるステンドグラスに再創造した作品展である。

志田は、フランスで伝統的なステンドグラスを本格的に研究し、現在では日本とフランスでさまざまな制作活動をしている作家である。

亡きシルヴィア・保田の作品の主題は、造形思考の原点が聖書におかれている。そして、それらの作品は、深くて敬虔な宗教感情にあふれ、静謐で独創的な世界を形成している。そのデッサンやコラージュなどの遺作に突き動かされた志田政人が、創造的に自らの表現領域であるステンドグラスへと置き換えた作品展である。つまり再創造したといえるであろう。

彼岸のシルヴィア・保田が志田政人に語りかけ、此岸の志田政人がシルヴィア・保田を能動的に受けとめ、見えない会話を交わし、絵画をガラスに転換して、ステンドグラスとしたのである。ステンドグラスを透過してくる色彩と形は、作品の繊細で強靭な精神性をあらわす光となって増幅されるのである。

今回の展示は、シルヴィア・保田を偲んでの志田政人によるステンドグラスの小品展であるが、二人の仕事が見事に融合した表現はまさに「鞍上鞍下人なし馬なし」の世界である。

特別出品として、保田春彦のブロンズ作品も展示される。

スケジュール

2006年11月18日(土)〜2006年12月25日(月)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
入場料
会場ギャラリー TOM
http://www.gallerytom.co.jp/
住所〒214-0011 東京都渋谷区松涛2-11-1
アクセス京王井の頭線神泉駅西口より徒歩7分、JR渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
電話番号03- 3467-8102
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します