岡本太郎「太郎のなかの見知らぬ太郎へ」

岡本太郎記念館

終了しました

アーティスト

岡本太郎

「太郎の気配が残る場所」「太郎のパワーに触れる場所」「生の太郎に出合う場所」……。岡本太郎記念館は、独特の空気に満ちた特別な場所として、開館以来多くの皆さまにお越しいただいています。
当時のままのアトリエ、描きかけの作品群、TARO純度100％のリビング、神秘的な庭……。記念館の魅力はさまざまですが、その中心にいてすべてに生命力を与えていたのが岡本敏子でした。
岡本太郎を次の時代に伝えたい。そうした彼女の願いが記念館の空気をつくり、すべてのものを動かしてきたのです。岡本太郎記念館は、岡本敏子が太郎を語り伝える場所でした。
しかし、もう彼女はいません。そして、だれも彼女の代わりをすることはできません。岡本敏子が去ったいま、ぼくたちは次のステージを目指さなければならないのです。
新しい記念館をつくる取り組みをはじめようと思います。第一段はゲストキュレーターによる企画展のシリーズ。岡本太郎を語るに相応しい方々に企画展示のキュレーションをお願いし、自由に太郎と遊んでもらうのです。
初回のキュレーターは、美術評論の第一線で活躍する椹木野衣さんです。『太郎のなかの見知らぬ太郎へ』と題された試みは、創造的な刺激に満ちています。誰も見たことのない “新しい太郎” をどうぞゆっくりとお楽しみください。
「敏子が太郎を語る場所」から「みんなで太郎と語る場所」へ。新しい岡本太郎記念館にどうぞご期待ください。

スケジュール

2006年10月18日(水)〜2007年1月21日(日)