終了した展覧会・イベントです

「福沢一郎は今日から歩き出す」展

多摩美術大学美術館
終了しました

アーティスト

福沢一郎
福沢一郎(1898〜1992)は群馬県北甘楽郡富岡町(現在の富岡市)に生まれました。1918年(大正7年)旧制第二高等学校を卒業した後、東京帝国大学(現在の東京大学)文学部に進学し、間もなく帝展の中心作家として活躍していた彫刻家朝倉文夫に入門します。そして1922年(大正11年)の第4回帝展には「酔漢」が入選。精力的な活動を見せていましたが、翌年の関東大震災を機にフランス留学を思い立ち1924年(大正13年)5月31日にはパリへ到着しました。パリ到着後は状況が整うと当然ながら彫刻へ意欲を向けましたが、次第に絵画へ気持が傾くようになり、サロン・ドートンヌ展への出品、1930年協会展への参加、第16回二科展や第1回独立美術協会展の特別陳列など精力的に創作活動を展開しました。1931年(昭和6年)6月の帰国後は、1939年(昭和14年)に新たな拠点として美術文化協会を結成。そして、旺盛な活動の最中であった1941年(昭和16年)4月5日に治安維持法違反の疑いにより10月10日まで6ヶ月間逮捕拘束されます。しかし、戦後はすぐに持ち前の行動力を軌道に乗せ盛んな活動と創作を国内外に示し続け、常に美術界のリーダーとして活躍しました。また、多摩美術大学や女子美術大学では長期に亘って学生を指導し、教育者としても大きな足跡を残しています。
本展では福沢一郎が最も激動の時を過ごしたパリ時代から戦後に注目しました。その時期に福沢一郎が独自に育んだ眼と芸術を検証いたします。

講演会: 1月12日 (土) 14:00-
伊藤佳之 (群馬県立館林美術館学芸員)

スケジュール

2008年1月6日(日)〜2008年3月2日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料無料
会場多摩美術大学美術館
https://museum.tamabi.ac.jp/
住所〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
アクセス小田急多摩線小田急多摩センター駅南口より徒歩7分、京王相模原線京王多摩センター駅中央口より徒歩9分、多摩モノレール多摩センター駅より徒歩10分
電話番号042-357-1251