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「グラフィックデザイン1930: 版画、写真、タイポグラフィ、アイソタイプ」展

Fuji Xerox Art Space
終了しました
20世紀前半、二つの大戦に挟まれる1920年代から30年代は、不安と混沌とした社会状況の中で、A.アインシュタインの相対性理論に続く量子力学の創始、電子顕微鏡の発明、経済の世界においては、J.ケインズの一般理論の発表など、様々な発明・発見がなされ、その後を方向付ける新しい思想や哲学が生まれました。文化全般にわたるこの時代の様相は、美術の分野においても同じでした。活発な人と物の流れが国境を越え交流し、その結果、その後の20世紀美術の潮流を方向付ける実験的な仕事が数多く生まれました。

当コレクションにも、それを知るうえで手がかりとなる作品が数多く収蔵されています。これらの作品は、版画ともグラフィックデザインとも区別のできない実験的な作品でした。そして、1920年代にはじまり1930年代にモダンデザインとして確立されるまでの間、その表現手法はモダニズムの思想と複製技術の発展に裏打ちされ、ヨーロッパ全体に広がっていきました。今回の企画展は、日本学術振興会科研費研究グループ(代表:井口壽乃)とともに、2部構成でモダニズム期に焦点をあて、版画、ポスター、デザイン本、グラフ雑誌にみる同時代の表現を、写真、アイソタイプやタイポグラフィなどのデザイン技法とあわせて検証しようとするものです。

関連イベント
-「越境のグラフィズム:地域性×国際性」シンポジウム
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 参加プログラム
11月3日(土)14:00〜17:00
場所: 東京ミッドタウン・カンファレンス(Midtown Tower 4F)
人数: 先着90名(無料/要予約)

- 展覧会フロア・レクチャー
各金曜日/18:30〜19:30
場所: Fuji Xerox Art Space内
入場: 無料(先着30名/要予約)

詳細、イベントお申し込みはサイトをご覧下さい。

[画像: Cover designs and illustrations for magazine "75HP" (1924)]

スケジュール

2007年10月13日(土)〜2008年1月14日(月)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
土曜日、日曜日、祝日
備考
休館日: 11月26日(月)〜11月30日(金)、1月1日(火)
入場料無料
会場Fuji Xerox Art Space
http://www.fujixerox.co.jp/event/hanga/
住所〒220-8668 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-1 富士ゼロックスR&Dスクエア 1F
アクセスJR横浜駅より徒歩8分、みなとみらい線新高島駅3番出口より徒歩3分
電話番号045-755-5111
関連画像

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