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「福原信三と美術と資生堂」展

世田谷美術館
終了しました

アーティスト

福原信三
福原信三(1883-1948)は、資生堂創業者福原有信の三男として銀座に生まれました。日本画、写真を学び、アメリカ留学では薬学を学びました。資生堂を継いでからも、写真芸術社を起こし、『写真芸術』を発刊し、写真集5冊を出版、1919年に開設した資生堂ギャラリーで積極的に写真の展覧会も行いました。一方、経営者としては、広告宣伝の重要性を欧米で認識し、1916年に意匠部を新設、さらに前述のとおり陳列場に始まる資生堂ギャラリーを開設、「リッチでスマートでモダン」という資生堂の企業イメージを打ち立て、企業文化の基盤を形成しました。

福原信三と美術の関わりは、写真家やひとりの美術愛好家という側面だけに留まりません。資生堂ギャラリーの運営および製品のパッケージや印刷物のデザインなどにも、彼と美術との結びつきが強く現れています。

本展は、大正から昭和へと時代のうねりの中で、生活の中にその時代に相応しい美しさと真の豊かさを求め続けた福原信三に焦点を当てて検証することにより、大正から昭和にかけての、文化人と美術との関係の1つのあり方を紹介し、その精神を引き継いだその後の企業の活動展開も織り交ぜながら、美術と生活そして社会との関わりを考察しようとするものです。

関連企画に付きましてはサイトをご覧下さい。

[画像:「資生堂オイデルミン」1897年発売、資生堂企業資料館蔵]

スケジュール

2007年9月1日(土)〜2007年11月4日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 1000円、大高生/65歳以上 800円、中・小生・障害者 500円
会場世田谷美術館
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
住所〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2
アクセス東急田園都市線用賀駅北口より東急バス「美術館」下車徒歩3分、東横東横線・東急目黒線田園調布駅東口より東急バス「美術館入口」下車徒歩5分、小田急小田原線千歳船橋駅南口より東急バス32分「美術館入口」下車徒歩5分、東急田園都市線用賀駅南口より徒歩17分
電話番号03-3415-6011
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