昨今、写真集は資料というよりもそれ自体がアート作品と再認識されています。欧米では、写真集自体を紹介するカタログ本が数多く出版されるとともに、美術館でも写真集を中心に展示する展覧会までが開催されています。今回は、カルチェ=ブレッソンの「決定的瞬間」(1952年刊)、ウィリアム・クラインの「ニューヨーク」(1956年刊)のオリジナル版、ロバート・フランクの「アメリカ人」(1969年刊)の初期版、ゲイリー・ウィノグラントの「Women are Beautiful」(1975年刊)などの普段滅多にお目にかかれないレアブックが出品されます。また常に人気の高いブルース・ウェバーの「オー・リオデジャネイロ」(1986年刊)、デビット・ベイリーの「バース・オブ・ザ・クール」(1999年刊)など、既に絶版になったレアブック約100冊が展示・販売されます。