終了した展覧会・イベントです

西村陽一郎 「混在」

ルーニィ 247 ファインアーツ
終了しました

アーティスト

西村陽一郎
このたび、ルーニィ・247フォトグラフィーでは、フォトグラムなどを中心として制作を続ける
写真家・西村陽一郎の新作を紹介します。開廊以来、3年間で5度目の新作発表展であります。
今展は、ヒトの顔面を石膏で型撮りしたオブジェを撮影したネガと、墨流しの要領で水面に垂らしたインクの描く不規則な模様を撮影したネガを任意の組み合わせで重ね焼きしたシリーズです。
石膏のオブジェの凹凸とインクの不規則な模様が組合わさることで、時に静逸、またある時は激しく、まるで人の感情の起伏を連想させる不思議なイメージになりました。
白い肌目に形の定まらない図像を重ねるという手法は、西村にとっては初めての試みではありません。
2002年に発表した「化身」は、水のフォトグラムのネガと、踊る舞踏家の写真を組み合わせた試みでした。発表当時のステートメントには、「それぞれ宿り重なりあう事で、そのままでは見えなかった形や気、命を持つものとしての時空を可視のものとした」と語っています。今回の仕事もそのシリーズで見せた発想がベースになっています。印画紙や銀塩フイルムが持つ現象を作品制作の基本に置いている西村の作品はとても抽象的で、明確なモチーフを重要とする昨今の写真やアートの流れに逆行しているようにも見えますが、却ってその独自性を際立たせているようにも感じられます。

全てモノクロ作品約30点の新作をお楽しみ下さい。

スケジュール

2008年9月9日(火)〜2008年9月21日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
最終日は16:00まで
休館日
月曜日

オープニングパーティー 2008年9月13日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場ルーニィ 247 ファインアーツ
http://www.roonee.jp/
住所〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館 4F
アクセスJR総武線馬喰町駅2番出口より徒歩2分、都営地下鉄新宿線馬喰横山駅A1出口より徒歩2分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅2番出口より徒歩4分
電話番号03-6661-2276
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します