終了した展覧会・イベントです

「桜さくらサクラ 2008」展

山種美術館
終了しました

アーティスト

奥村土牛、奥田元宋、加山又造、石田武
桜は、そのはかなさと美しさゆえに、日本人に愛され、尊ばれてきました。古来より桜にまつわる物語が数多く語られ、名所の桜は多くの人々を惹きつけ、そして芸術家たちは桜を題材にした多くの作品を産み出してきました。
古くは持統天皇(686-697)や豊臣秀吉(1537-1598)が花見をしたことでも知られる奈良の吉野山。その山桜は、奥村土牛や石田武の《吉野》の中で静かな美しさを開花させています。一方、安珍・清姫の物語に登場する道成寺の入相桜は、速水御舟や小林古径らの制作意欲をかき立てました。
『太平記』の児島高徳の「忠義桜」の逸話を題材とした橋本雅邦《児島高徳》の中に描かれる桜には気品と風格が漂い、島原の名妓を描いた伊東深水《吉野太夫》では、艶やかな太夫の姿とともに楚々とした桜が印象的です。
桜をテーマにした展覧会が今年10 回目を迎える当館では、所蔵品から「名所の桜」と「桜のものがたり」を切り口に約50 点の作品を選びご紹介します。それぞれの作品に込められた作家の思いや、桜を取り巻く物語を通して、新たな視点でさまざまな桜の良さを楽しんでいただければと思います。

[画像: 奥村土牛「吉野」]

スケジュール

2008年3月15日(土)〜2008年4月20日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館
展示替え期間・年末年始休館
入場料[企画展] 一般 1100円、大学生・高校生 900円、中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)※特別展は展覧会により料金が異なります。
会場山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/
住所〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
アクセスJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分、恵比寿駅西口1番乗り場より都バス(学06番・日赤医療センター前行)広尾高校前下車徒歩1分、渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番・日赤医療センター前行)東4丁目下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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