終了した展覧会・イベントです

「液晶絵画」展

東京都写真美術館
終了しました
ビデオの技術は視覚文化に大きな影響を与えてきました。1960年代に登場したビデオ・アートもそのひとつ。ナム・ジュン・パイクを嚆矢とするビデオ・アーティストたちは、映画とはまったく異なった映像の可能性に注目し、ビデオならではのさまざまな実験的作品を試みてきました。そして近年、液晶ディスプレイをはじめとする映像環境は飛躍的な技術的発展をとげており、以前では考えられなかったような高精細の画面を実現しています。本展はそうした状況を背景に、映像表現による現行の新たな可能性を切り開きつつある、日本、中国、欧米の作家14名の作品をご紹介いたします。
共通する特色は映像表現の中に絵画的な世界の効果を生かしているというところにあります。時間軸が絵画に介在し、映像に絵画と同質の空間が立ち現れるような、時間芸術と空間芸術とが相互に融合したような、不思議な世界を私たちは目の当たりにすることでしょう。 屏風状に配した液晶ディスプレイの中で山水が微かな動きを宿す作品(千住博)、フィルメールをテーマとした展示空間によって、タブローの世界と映像の世界とを往来する試み(森村泰昌)、スローモーションで動く絵画的な美しい画面と音楽とを精妙にシンクロさせた作品(ブライアン・イーノ)、水墨的技法によるアニメーション作品(チウ・アンション)などのユニークな試みは、私たちに、新鮮な世界の発見と驚きを与えてくれるに違いありません。

カフェ&ギャラリートーク
8月23日(土) 16:00〜
出演:ドミニク・レイマン(液晶展出品作家)<通訳付>
場所:2階カフェ・シャンブルクレール
料金:1500円
定員:35名
※電子メールまたはFAXで、申込者の氏名、連絡先(FAXの場合はFAX番号)をご記入の上、お申し込みください。

講演会
9月20日(土) 14:00〜
講師:建畠晢(国立国際美術館館長)
定員:50名(当日有効の展覧会チケット半券をお持ちの方に10時より整理券を配布します)

アーティスト・ギャラリートーク
場所:2階展示室、地下1階展示室
各日午後2時より
9月12日(金) 出演:小島千雪・鷹野隆大
9月26日(金) 出演:やなぎみわ
当日有効の展覧会チケットをお待ちの方はどなたでもご参加いただけます。

スケジュール

2008年8月23日(土)〜2008年10月13日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
木曜日・金曜日は20:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 1000(800)円/学生 800(640)円/中高生・65歳以上 600(480)円
展覧会URLhttp://www.syabi.com/details/still.html
会場東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/
住所〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
アクセスJR山手線・埼京線恵比寿駅東口より徒歩7分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅1番出口より徒歩11分
電話番号03-3280-0099
関連画像

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